なるほど、こういうのをグランジ/オルタナに毒された、というのか。こういうの疎いので勉強になります。 だけど、そういうのに関係なく魂が感じられない。曲はいいと思う。だけど、彼らの感情が伝わってこない。Slangはとてもノリがいいのでよく聴くんだけどね。というわけで、おれ的にはこのアルバムは評価低い。 だけどそれはDisk1の話。Disk2はいいぞー。そのためにこれを買ってもいい。いやそのために買うべきだ~~! Armageddon it,Animal,Pour Some Sugar on meなどのライブ盤だ。シンガポールでやったアコースティックバージョンだ。曲の良さはもう周知の所。演奏が素晴らしい。魂こもりまくり。阿コーススティックなのは単なるリミッターにしか聞こえない。でも何でこんなにパワフルなんだ。
一聴してピンとくる作品でないのは確か。80年代のメタルブームにぶら下がったミーハーには、本当の魅力を探り当てるのは難しいかもしれない。聴き手のセンスが問われる作品。"Blood Runs Cold"でのジョーの表現力、"Where Does Love Go When It Dies"の歌詞は見事の一言。
僕は新品で買うのが少し怖くて、中古で探して250円で買いました(笑)。 でも聴いてみるとすごくいい作品だと思いました。僕は「HYSTERIA」ほどではないけれど、「ADRENALIZE」や「EUPHORIA」と同じくらい好きです。 「ALL I WANT IS EVERYTHING」「BLOOD RUNS COLD」が特に好きです。 ジョーのボーカルが他のアルバムよりも魅力的だと僕は思います。
前作・前々作のようなビッグプロダクションや強いポップ性から脱却し、 代わりに渋さや泥臭さが染み込んだ哀愁を身に纏い、バンドの生の姿に迫っているような感があります。 プラミングも使用してはいますが、それでも生々しい。身近に感じます。 それはリックがアコースティックドラムを叩いているからということもあるでしょうが、 ジョーが情感あふれるヴォーカルスタイルを身につけたことも大きいと思います。 ④"All I Want Is Everything"・⑥"Breathe A Sigh"・⑨"Blood Runs Cold"のような、 バラード系の曲での、エモーショナルな歌唱にはどっぷり聴き入ってしまうし、 ⑤"Work It Out"や⑦"Deliver Me"で、ロウトーンで渋く歌い上げるのもとっても素晴らしい。
上記のような楽曲を中心に、聴き応えのある曲が並んでいます。 ただ、3曲目のタイトルトラックまでが、変なノリが目立ってしまい、 そのせいで全体の印象が悪くなってしまっているところがあるんじゃないかなと思います。 4曲目以降は、⑧"Gift Of Flesh"を除いて、全て良い曲だと思いますよ、自分は。