1991年3月11日、EMI Recordsよりリリースされた4thアルバム。
1989年1月1日にKai Hansenが脱退し、後任としてRoland Grapowが加入して制作された。リーダー役は実質的にMichael Weikathが引き継いだ。
また、この間レコード会社をNoise RecordsからEMIに移籍(マネージメント会社もIron Maidenが所属しているSanctuaryに変更)している。リリース直前に前所属レコード会社のNoise Recordsから裁判を起こされ、イギリス以外では発売中止となり、バンド活動も禁止となる。1年後の1992年には無事裁判の決着がつき、イギリス以外でもアルバムがリリースされ、バンド活動も行えるようになった。
しかしKai Hansenが脱退したことでMichael Kiskeのバンド内の発言力が大きくなり、楽曲面ではポップ・メタル路線が強調された内容になっている。それまでのような叙情的な面は減退し、よりソフトで、時にユーモラスなアプローチの目立つ仕上がりになっている。この方向性は次作『Chameleon』でさらに露わになっていく。
因みに、WeikathはHansen脱退時に「もう同じバンドには居ないけど、また友達同士の関係に戻れる」と言われたことや、Weikath本人もGamma Rayの2ndアルバム「Sigh No More」(1991年)のレコーディング時にスタジオにあそびに行ったことを後日談で話している。一方で、この時期のBURRN!誌でのインタビューでは、Kiske、Weikathが誌面に登場することが多かったが、Hansenを「勝手にバンドを去った」「俺たちを置き去りにした」と不仲を強調する発言が見受けられていた。
Recorded:1990 at PUK-Studios, Gjerlev, Denmark
Producer:Chris Tsangarides
2. 29 ★★ (2002-05-28 22:57:00)
個人的には「CHAMELEON」は許容範囲外ですが、このアルバムまではOKです。
とは言っても発売当時はかなり期待外れというか、裏切られたイメージ強かったですね。
「KEEPERS Ⅰ・Ⅱ」とは全く別路線のポップ・メタルですが、キスクのよく伸びるメタルVoがまだ十分堪能出来るので、HELLOWEENのポップサイドを強調したものと考えれば中々の作品だと思います。
個人的には大仰な“Mankind"などは十分に魅力的な曲だと思います。
(でも“Mankind"いい曲だよね、と聞いてもあまりいい返事をもらえたことないなぁ…)
5. 真・マツソガソ ★★ (2002-12-19 11:52:00)
9. なP ★★ (2003-05-16 02:48:00)
数年後アルバムを買ってからはこの他にNumber OneとかSomeone's Cryingとかもお気に入りです。
11. カババー ★★ (2003-05-30 00:23:00)
「こんなのハロウィンじゃない!」みたいな感じで。
さすがにキーパー2の次にこの内容は…
しかし、完全後追い、しかも音楽性が前作とかわっている、評判悪いなどの理由から期待せずに聴いたのがさいわいしたのか、けっこう聴けるアルバムです!
ただほんとうに「けっこう」なんですけどね。
13. けんしょー ★★ (2003-07-29 23:26:00)
学校をサボり、開店と同時に買い、一聴して唖然とし、
何かの間違いと思ってもう一度聴いて呆然とし、
特典についてたTシャツは夏に着ると汗を全く吸わず、
そんなこんなで僕のHELLOWEENは終わったのでした。
そんな苦い思い出を甦らせる、
さながらドラクエ2の「あくまのしっぽ」のような
地味~な呪われたアイテム。
15. CLAYMAN ★★ (2003-11-03 20:39:00)
これは『KEEPER~』と比べないで切り離して聴けばなかなかいいアルバムだと思います。
②⑩⑪は気に入ってるし、③⑦もいい感じ。
ちなみに、けんしょーさんの「あくまのしっぽ」はツボ(笑)