2000年発表。 AC/DCってたまに無性に聴きたくなる。"全部同じに聴こえる"なんていう方もいるかもしれないが、そんなことはない。本当にこの人達は歩くリフ袋というか、リフのアイデアが尽きることがないのが凄い。 ビールをガンガン飲りながら聴きたいのが『HIGHWAY TO HELL』とか『BACK IN BLACK』だとしたら、本作はどちらかというとウィスキーでもあおりながら聴きたい作風。渋い。渋いがハード。なんか聴きながらやたら元気になってしまう彼等の音楽は、本作においても健在。たいしたもんである。格好良いぞ!親父!
なお、アルバム未収録のCyberspaceなる曲も同時に録音され、「TOUR EDITION」なる2CD仕様や来日記念ミニ、Safe In New York Cityの輸入盤シングル等で聴くことができる。 エネルギッシュなアップテンポ・ナンバーでアルバム本編とは作風が異なるために外されたのは想像に難くないが、聞き逃すには惜しい充実の1曲だ。 特にこのアルバムが「地味」で終わってしまった人にはピンとくるものがあるだろう。