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THROUGH SILVER IN BLOOD (1996年)
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THROUGH SILVER IN BLOOD
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解説 - THROUGH SILVER IN BLOOD
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. わるあがき ★★ (2002-08-06 00:47:00)

完全に、この世界に普通にあるもの以外の、異常な精神状態、或いは死後の世界、または神の領域等のただ事では無い音像を、この世に実現させています。
ただの、ヘビー、陰鬱というレベルの音楽を遥かに超越しています。
音楽を聴いて楽しい気分になりたい人にはお勧めしませんが、間違いなく『本物』です。



2. わるあがき ★★ (2002-09-12 20:34:00)

あまりの陰鬱さに(まさに精神異常的)、彼ら自身、この作品のレコーディング当時の精神状況は、思い出したくも無いそうです。
それでも、聞き込むほどに入り込んでしまう自分が怖い。



3. Kamiko ★★ (2003-10-16 19:14:00)

ドゥーミーでアンビエント調で暗い。
神経をサカナデするような曲が目白押しで、コレがまた渋いのである!
・・・しかし、コレはボクには倦怠感を伴ってしんどいッス。




4. うにぶ ★★ (2005-11-04 21:16:00)

カオティックな異形音楽。ヘヴィ・ミュージックを聴くときの一般的な快感は期待できません。
遅い、重い、暗い・・・でもドゥームとは何か違う。
なんとも形容しがたい、異様な雰囲気が気持ち悪いです。
わるあがきさんがおっしゃるように、これを聴いて楽しい気分にはなれません。これ聴いた後ではTOOLですらも楽しく聴けます。
聴いた後、ぐったり疲れるので、とても頻繁には聴けません。なんとも精神的に厳しい音です。
売り払おうとは思わないけど、自分はどんな必然性があってこんな音楽を聴くのか、聴いてて疑問に思うことがあります。




5. 夢想家・I ★★ (2006-03-04 01:14:00)

↑の方々がおっしゃっておられるように、このアルバムを娯楽として聴く事は出来ません。
一般にこの手の音楽から感じ取れる "怒り" や "哀しみ" といったものでは推し量れない、何か言葉では言い尽くせぬ感情が渦巻いています、とても "痛み" を伴なう音です・・・。
うにぶさんと同じく聴いた人はここまでストイックな音と向き合う事の意味を自問せざるを得ないでしょう (元々、誰かと感動を共有したりするタイプの音楽では無いですが)
心が折れやすい小市民の私にとっては辛い心理を投影してくれるこの音が必要になってしまう時がどうしてもあるのです。
出来ればそんな状況は訪れて欲しくは無いですが・・・。




6. netal ★★★ (2013-08-03 00:44:56)

ミドル~スローによるひたすらに重厚なフレーズが、全てを呑み込む底無し沼、或いは全てを焼き尽くす業火の如く蠢き、救いの届かない者の絶望や得体の知れない恐怖を描き出している。
タムによるトライバルさを非常に効果的に交えたドラミングもそれに拍車をかける。

ブラックなどとは違い、ストレートにネガティヴな感情を煽るフレーズはやや少ない(普通の音楽に比べれば充分エグいが)。
けれども、得体の知れない執拗なフレーズの繰り返しが、聴いていてある意味での心地良さと不快感を同時に覚えるという、何とも奇妙な現象を引き起こしてくる。
そこに届かない救いの手を見せるか様な美しく儚いシンセやストリングスが時に揺蕩いながら、劇的な曲展開で感情を揺さぶるものだからもう堪らない。
というか、生半可なブラックなどより聴いていて色んな意味で怖い。70分間の音による拷問である。

今現在所持している中で一番聴いてて「辛い」アルバム。
スラッジ等に耐性のない人が聴いたら間違いなく不快感しか覚えないと思う。そう思う位にキャッチーさの欠片もない、聴き手を試す芸術である。
スラッジメタルの金字塔たるこの作品は、やはり伊達ではなかった。

気に入り度…98/100

おすすめ…Purify



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