1992年10月16日、Epitaph Recordsよりリリースされた2ndアルバム。
オルタナティブロック/グランジがブームの真っただ中の時期にリリースされた。
1991年、Thom Wilsonと再びスタジオ入りしたバンドは『Baghdad (EP)』をレコーディング。このEPがレーベルの長でもあるBrett Gurewitz(Bad Religionのギタリスト)の注目を浴びることになる。結果的に、2作目のフルアルバムの制作にこぎつけることになる。
1992年6月、バンドはWestbeach RecordersとTrack Recordの2つのスタジオを掛け持ちしながら、1stアルバムやEPと同様のスケジュールでレコーディングを行った。
収録曲のうち、"Take It Like a Man"はFlipside誌のコンピレーションアルバム『The Big One』(1991年)に提出したもの、"Get It Right"はEP『Baghdad』に収録済みであるが、共に新バージョンで再録音されている。また、本作からアウトテイクになった"Mission from God"はEpitaphのコンピレーションアルバム『Punk-O-Rama Vol. 10』(2005年)に収録されている。
アルバムタイトルは"Burn It Up"の歌詞に由来している。
前作同様Billboard 200にはチャートインしなかったものの、アルバムは地元カリフォルニアのシーンである程度のささやかな成功を収め、アルバムを引っ提げて半年間ツアーを行った。次作『Smash』の大ヒットにより、本作もその約2年後の1996年1月22日、RIAAよりゴールド(50万枚)に認定され、2015年までに世界で100万枚のセールスを記録している。1995年に、"Kick Him When He's Down"がエアプレイのみでシングルカットされたが、結局このアルバムからミュージックビデオは制作されなかった。
商業的な成功は得られなかったものの、評論家やファンからはリリース以来絶賛されている作品であり、The Offspringの最高傑作の一つと推す声すらある。Guitar World誌は1992年の『top ten list of guitar albums of 1992』にAlice in Chainsの『Dirt』に次ぐ2位として本作を選出。Punknews.orgでは本作に満点の5点を与えている。
Recorded:June 1992, Westbeach Recorders, Hollywood/Track Record, Hollywood