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Recent 50 Comments



1. HIGASHI ★★ (2002-08-11 23:54:00)

89年に発表された日本のアニメかなんかのサントラだったと思う(サントラは買ったけど本編を観てないので忘れました)。この頃妙にチョロチョロ頑張っていたリーハートによるNWOBHM人脈を寄せ集めて作られた作品。バンドが曲を担当するのではなく、いろんなバンドのメンバーが入り組んで一曲を仕上げているので、そのバンドらしい曲というのは正直なところない。唯一の聴き所はポールディアノの歌う「Danger on the street Ⅱ」で、やはり彼はこのムーブメントの中では重要な人物であることを再確認させられる。一種の同窓会のノリなので、部外者にはツライでしょうね。



2. 失恋船長 ★★ (2015-07-24 14:58:38)

敵は海賊〜猫たちの饗宴〜というアニメのサントラとして世に出た作品。エア・パビリオンのギタリストとして、また当時はライナーノーツや音楽雑誌でも名前を見かける事が多かった米持孝秋とファストウェイのリー・ハートによる共同プロデュース。
その人脈を生かしたゲスト参加と大半の曲を仕上げたのはエア・パビリオンと言う複雑な背景に微妙な空気も漂い、ライナーノーツにも書かれたタイトなスケジュールが生み出した粗さが薄っぺらい音質と供に飛び込んでくると言うなんともしがたいアラが目立つのですが(リーハートが関るとこんなのが多い気がする)ジョン・スローマンが歌う曲のエンディングでポール・チャップマンがソロを弾くローンスターのプチ復活だし、当時はまだ新鮮味もあったポール・ディアノにサクソン組の参加、今は亡きポール・サムソンとNWOBHM人脈に何とも言えない魅力を感じさせるのが今作最大の聴きどころ。ある意味チャンスを掴み切れなかった男たちが集う熱演に、香ばしい臭いを嗅ぎ取る事が出来るでしょう。
タイトなスケジュールと言え米持氏とリーハートがメインボーカルのを務める弱さが、個人的には音質云々、楽曲の出来不出来以上に気になるし、全ての良さを殺しているように思いますが(なのでジョン・スローマン&ポール・ディアノの頼もしさが際立、ビフ・バイフォードに関しては殿堂入りですよ)ギタリストとして卓越した才能を持ち合わせる米持氏のギターはやはり引き込むし、客演した参加メンバーのクレジットを見ながら耳を傾けるのも企画モノの楽しみ方の一つ。実質エア・パビリオンの2ndと言われているの今作は、日本人好みのきめ細かい配慮が息づくメロディックでキャッチーな楽曲からプログレ風のインストナンバーに、ハードでメタリックな楽曲と、アニメのサントラという側面もあるのかバラエティに富んでおり聴き様によっては楽しめるでしょうね(ある意味散漫とも取れますし参加メンバーのバックボーンと噛み合っていないとも言えます)総じて生ぬるいといわれたら「ハイ終了」と言って反論などしませんが、HM/HRヤリマンと恐れられる自分の性を恨みつつ、今でも年に一回は通して楽しむ一枚です。

でもライナーで、何故、大半の楽曲はリー関連の作品でリリースされたモノと触れなかったのだろう?大人の事情を感じる。


以下参加メンバーを記入します
keyboard
中島重雄
トビー・サッドラー
ドン・エイリー

drums
ナイジェル・グロッカー
スティーブ・クラーク

bass
ティム・カーター

guitar
米持孝秋
小林正人
ポール・チャップマン
リー・ハート
クリス・オシャーナシ
スコット・ゴーハム
エディ・クラーク
ポール・サムソン
デニス・ストラットン
ポール・クイン
バーニー・マーズデン
アンディ・スコット

lead voca
米持孝秋
リー・ハート
ジョン・スローマン
ビフ・バイフォード
ポール・ディアノ

backing vocal
キム・マコーリフ
クリス・ボナッチ 
他多数参加




3. 火薬バカ一代 ★★ (2016-05-06 23:58:27)

米持孝秋(Vo、G)率いるAIR PAVILIONが、バブル絶頂期でブイブイ言わせてたジャパン・マネーの威力と、アーティストというより「業者」なイメージのリー・ハート(Vo、G)のコネクションを活用して、NWOBHM終息後、イギリスで暇持て余してた連中…もとい、チャンスを伺っていたベテラン・ミュージシャン勢を大挙招いてレコーディングを行った、OVA作品『敵は海賊~猫たちの饗宴~』のサントラ・アルバム(’89年)。
ペラッペラなGサウンド、バラつきが見られる収録楽曲のクオリティ、「お仕事」感漂う参加者の演奏ぶり…何より、こんだけ濃い面子を集めておいて、演っているのが小洒落たハードポップってのは(サントラという作品の性格上、仕方ないとは言え)そりゃあんまりでない?とか、当時は苦言ばかりが先立ちましたが、時が経過して気持ちがフラットとなった今聴くと、別にまなじりを決して指弾する程のことはなかったよなぁと。
こんだけ豪勢(NWOBHM好きにとっては)なミュージシャン達の共演はそれだけでテンションが上がるというものですし、それをまとめ上げた米持氏のプロデューサー/コンポーザー/ギタリストとしての働きっぷりも素直に称賛に値します。個人的には、ジョン・スローマンとポール・ディアノがデュエットしているイキの良いHRナンバー②、ビフ・バイフォードが歌うノリノリの⑤、ドン・エイリーやバーニー・マースデンも華を添えるキャッチーな⑥辺りがお気に入りですかね。(疾走ナンバー⑩はちゃんと専任シンガーに歌ってほしかったところでありますが)



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