John Wettonの魅力は、ハスキーvo.と楽曲の良さかと、私は思う。 彼がHRに足を踏み入れたのは、'70、'80までであるが、'90以降のハード・ポップに君臨している姿もまたいい魅力を放っている。 誰もが認める彼に求めるステイタスには、'70ではKING CRIMSON、U.K.、'80ではASIA、'90以降はsoloがあげられる。しかしながら、プログレから産業ロックを経て、ハードポップに至る過程には、もっと複雑な経歴を彼はもっている。有名どころでは、URIAH HEEP、WISHBONE ASH、FAMILY、ROXY MUSICなどがあげられる。このような幅広い活動の中で、私が彼のHR的な貢献が高い作品としてお勧めしたいのは、KING CRIMSON、WISHBONE ASH、ASIAである。また,ハードポップという観点では、soloの諸作品、ASIAやU.K.の数曲にその魅力が内包されている。ジャンルに関係なく聴いてほしいひとりと思う。 最後にWetton作の私的代表作。 Starless、Fallen Angel(以上KING CRIMSON)、In The Dead Of The Night、Randevouz 6:02、Nothing To Lose(以上U.K.)、That's That(Wishbone Ash)、Caught In The Crossfire全曲、ASIAほぼ全曲、Suzanne(Wetton/Manzanera)、Battle Lines、Hold Me Now、Space And Time(以上Voice Mail)、The Last Thing On My Mind、Emma、Afterall(以上Arkangel)、Heart Of Darkness、No Ordinary Miracle、Where Do We Go From Me、Second Best、I've Come To Take You Home、Who Will Light A Candle?(以上Rock Of Faith)などなど