figure number fiveを作ったこのバンドは、昔はどんなことをしてたんだ?と思って二枚組みのリメイク版を買ったんですが…こんなしょぼいことやってたのか。 ん~ファーストからのファンだったら5thを聴いたときの感動はもっとすごかったんだろうけど、もしもファースト先に聴いてたら「何だこのバンド?」って思って、figure number fiveを聴くことは決してなかったに違いない。 それにしてもヴォーカルの変容ぶりはすごい。わずか5,6年でここまで変わるとは。 デビュー当時はこんな凶悪な歌い方だったのか。今はデスの要素全然無いですね。
At The Gates寄りのメロデスだが時に変拍子を混ぜ、ギターソロでは泣きを強調している点が当時の彼らのスタイルだとこれを聴いて実感した。ヴォーカルは全編デスのため中期頃から現在に至るサビで合唱出来るようなパートはもちろん存在しない。フックのあるメロディは皆無で技術的にも稚拙な部分が残るが、攻撃性はキャッチーで聴き易くなった中期以降と比べるとこちらの方が上だ。未だに初期の方が良いというファンがいるのもこれを聴いて納得した。ただDeep Purpleのカバーの出来は微妙。