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ARRIVAL (2001年)
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ARRIVAL
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解説 - ARRIVAL

2000年12月(日本)、2001年4月3日(アメリカ)にColumbia Recordsよりリリースされた11thアルバム。
1975年のデビューアルバム以来付き合ってきた、Columbia Recordsでの最後の作品となった。
脱退したSteve Perryの後任としてSteve Augeri、Steve Smithの後任としてDeen Castronovoを迎えて制作されたアルバムである。
日本で先行リリースした際に、インターネット上にデータが流出したのを見かねて、バンドはアメリカでのリリースを遅らせることにした。また、先行バーションを聴いたファンからのフィードバック意見も取り入れ、新たによりハードなロックチューンを2曲("World Gone Wild"、"Nothin' Comes Close")レコーディングしてアメリカ盤に組み入れた。代わりに"I'm Not That Way"はアルバムより外され、日本盤でしか聴けない曲になった。しかし、売上げは伸び悩み全米56位にとどまり、1977年の『Next』以来のゴールドにすら認定されない作品となった。
バンドはColumbia Records(Sony)との契約を解消し、80年代風ロックアーティスト専門のインディーズ・レーベルであるイタリアのFrontiers Recordsに移籍してオンライン・マーケットでの作品流通を開始した(これに伴い、日本におけるJourneyのアルバムの発売元はキングレコードとなっている)。

Recorded:Avatar Studios, New York City, 1999-2000
Producer:Kevin Shirley


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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ちょんぼし ★★ (2002-10-09 22:07:00)

2000年発表の現時点での最新作。
なんといっても目玉は新ヴォーカルのスティーヴ・オウジェリーの歌唱力。
はっきり言ってスティーヴ・ペリーとは区別が付かないほど似ている。
世間ではこの似ていることを揶揄する傾向があるようだが、
しかし、肝心なのはオウジェリー一個人がシンガーとしてどれだけの力量を持っているかであって、他人と比較すべきことではない。
結果的に彼は素晴らしいヴォーカリストであるとこのアルバムでの彼のパフォーマンスが語っている。その感情の込め方、溜めの利かせ方は本当のソウル・シンガーであるからこそ出来るものであり、それが個性として表現されているに他ならない。
(第一、スティーヴ・ペリーと全く同じと言うけど、それって凄いことだと思う。“あの"スティーヴと同等のレベルに捉えられると言うことはシンガーとしては最高の名誉であり、オウジェリー自身も最高の褒め言葉だと思っているんじゃないかな。)
楽曲もロック、バラード、ブルースとJOURNEYならではの個性の強い楽曲が並ぶ。オープニングで勢いのあるロック①、既に名曲であろう②、往年のバラード群と肩を並べる⑤、ニール・ショーンが亡き父に捧げた泣きのブルース⑥、愛の強さを最大限に表現した⑧など聴き所は多い。
今彼らは次のアルバムを制作しているようだが、私はこの線でそのまま突っ走っていって欲しいと思う。
正にこのアルバムは復活であり、しかも苦難を乗り越えた甲斐のある最高の形での復活であった。



2. やまねこ ★★ (2002-12-09 12:58:00)

聴いた瞬間、このアルバムの衝撃性は、これまで以上の興奮を味わせてくれました。
vo.が変わろうが、1、2を聴いて、黙っているメロディアスHRファンはいないでしょう。
3、6、ボーナストラックも彼らの魅力であるキャッチーな部分がでているし、
後味よいフィナーレのスケール豊かなラスト・ナンバーもいい曲。
このアルバムがセールス的に伸びなかったのは、なぜ?と思わざるをえません。
前作の復活作以上に、お薦めできる一枚です。
メロディアスHRは、必聴をお薦めします。




3. あれあれ ★★ (2002-12-30 14:58:00)

オープニング曲であるHigher placeを初めて聴いたときは、たいした曲ではないと思いましたが毎日車の中で聴いていると「がんばろう!」という前向きな気持ちにさせてくれることに気づき今ではJOURNEYの曲の中でも結構好きです。また、オウジェリーの上手さを感じると同時にJOURNEYの楽曲のレベルの高さを改めて感じました。



4. ih← ★★ (2003-07-24 23:37:00)

後追いで昔のアルバムを買いあさる毎日なんですが、リアルタイムでこの出来とは。
素晴らしいじゃないですか。
アルバムの流れも良く通して聴きたい一枚。



5. 5150 ★★ (2003-11-28 23:20:00)

久しぶりに聴き返してみたら、やっぱりいいアルバムだ。どこを切ってもJOURNEYらしい。バラード調の曲が多いのが少し気になるが、どれも素晴らしい出来なので文句はない。メロディアスハードが好きな人は、聴いて全く損はない。気にいるはず!
産業ロック全盛期であれば大ヒットは間違いなかっただろう。




6. 粗茶ですが ★★ (2004-04-25 01:13:00)

00年リリース。
新VoにSteve Augeri、DrにDeen Castronovoを迎えた作品。
華々しさはないけれど、非常に聴き応えのあるアルバムだと思う。
新Voのスティーヴ・オージェリーですが、スティーヴ・ペリーと声がよく似てますよね。
実際、スティーヴ・ペリー時代の曲を彼が歌っていても、ほとんど違和感なかったし。
彼はもっともっと評価されるべきだし、そうなって欲しいヴォーカリストだと思う。
All The Way、Loved By You、Kiss Me Softlyが好き。泣ける。




7. funky802 ★★ (2004-05-18 19:23:00)

スティーヴ=オージェリーの過去に出してる作品が知りたかったのとトールストーリーが当時マニアが血眼になって探していたという作品だったと言う噂を聞いて結局トールストーリーのアルバムを買ってしまいました。
まぁ、スティーヴ=ペリーについては仕方がないですよ。。彼も腰が痛いらしいですから。。
でも、このARRIVALを聴くと正直ほっとしました。
メンバー代わってもやっぱりJOURNEY!!



8. 帆船 ★★ (2004-11-07 05:24:00)

とても良いアルバムです。ニール、ジョナサン節炸裂で誰が聴いてもジャーニーそのものの
サウンドに仕上がっています。
でも、正直に言うと新生ジャーニーの失敗はスティーブオージェリ-の起用と思います。
それは、あまりにもスティーブペリーに似ているから・・。
ジャーニーにとってスティーブペリーの存在は非常に大きくあらゆる意味でバンドの顔だった。そのポッカリ空いたあまりにも大きな穴に単純にそっくりさんを起用してしまったことで少なからず誰もがスティーブオージェリーにあらゆる点でスティーブペリーを求めてしまう。ところがそれは土台無理な話で、スティーブペリーには絶対になれないのである。
例を挙げれば「GRAYを観に行ったらVocalがコロッケだった。声はよく似てたよ~。」
今は良くてもこの先結局声そっくりさんオージェリーが足を引っ張ることになる気がします。そんなバンドに私には未来が見えません。
この起用にはどうしても中途半端な印象を拭えません。



9. 酒とバラの日々 ★★ (2004-11-12 18:47:00)

新ヴォーカリスト、スティーヴ・オウジェリー参加後初のフル・アルバム。
…ていうかスティーヴ・ペリーにそっくり。リリース当時、東京国際フォーラムにコンサートを見に行ったし、ライヴDVDも買ったけど、本当に実力は確か。
よくこれだけ後任にふさわしい人を探してきましたよね?
いくら技術的に良くても、声も含めてここまで前任者のフィーリングを再現してしまう人はそうそういないでしょう。
今更新機軸を打ち出すわけにもいかないし、「再結成バンド」という今のバンドの性質を考えても、これ以上の人選は無いと思います…
前作もファンのジャーニー像を裏切らない見事な内容でしたけど(バラードが多かったのは事実だけど)、今作も素晴らしい出来。
「フロンティアーズ」以前の時代のようなハード・ロッキングな楽曲は本作においてもあまり見られないけど、極上のメロディーは健在。
なかでも「オール・ザ・ウェイ」と「ラヴド・バイ・ユー」「ウィズ・ユア・ラヴ」「キス・ミー・ソフトリー」は秀逸。




10. HAC ★★ (2004-11-30 22:15:00)

私の娘は最近買ったジャーニーのDVDのセパレートウエイズのプロモを観て曲もカッコイイし、スティーブペリーも超カッコイイと言っていた。
脱退後の活動はどうなっているのか、ソロで頑張っているのか、どっかのバンドに入ったのか心配です。



11. オカケン ★★ (2004-12-19 10:21:00)

ベスト盤を買うなら、コレを買え!
正直"Separate Ways"なんてどこがいいんだ?(暴言)
"Higher Place"を聴いて、生きる力を鼓舞させるのだ!




12. BLACK MURDER ★★ (2004-12-19 18:51:00)

スティーヴ・ペリーという天才的な看板シンガーがいなくなってしまってもうJOURNEYは終わったかと思ったファンは多いに違いない。しかしこのアルバムを手にした時、俺はまだJOURNEYはなんとかやれる、と思った。「ウィズ・ユア・ラヴ」「キス・ミー・ソフトリー」、「ハイアー・プレイス」「サインズ・オブ・ライフ」あたりは過去の名曲になんら遜色の無い素晴らしい曲だと思う。いや、個人的には名曲と言い切りたい。アルバムとしても、前作同様バラード系が多いが素晴らしい。
しかし、やっぱりペリーとオウジェリーでは「格」が違う。ライブも行ったが、ペリーの曲を雰囲気壊さず再現していて悪くない。ただ、声は似ているようで実はあんまり似てない。上手いことには違いないが、ペリーのように心まで響く歌ではない(あくまで僕は)まあ、オウジェリーにペリーと同等のものを期待するのは酷でしょう。でも、彼がJOURNEYの危機を救ったことには変わりはない。もちろん素晴らしいアルバムだ!! ただし、初心者にはペリー時代から聴いて欲しい(笑)




13. kouji.ta@ ★★ (2004-12-26 11:22:00)

全くの個人的ですが、上の人と同じくオウジェリーの唄は心に響かない!ペリーにも全く似てないし。来日公演で聴いたディーンのVoの方が正直、感動した。でもドラムが歌ったところですごくコピーバンドみたいに見えた。やはり過去の曲はカリスマ的なペリーが唄わないと意味がない。声が出ようが出なくても....。
このアルバム 今聴くとそんなにいいとは思わない。まず、ミックスが嫌い 構成もいまいちだし、このプロヂューサーとは合わないのでは。米、日本盤とか分けずに統一して欲しい。ボーナストラックなど入れないで パーフェクトなアルバムを創って欲しい!
が、結局 こうしてJOURNEYが現役でやってる事は素晴らしい。オウジェリーさんも本当に頑張って欲しい。



14. 蒲生のTimo Tolkki ★★ (2005-03-08 08:50:00)

これは売る気満々路線の産業ロック
全曲キャッチーなメロディーで溢れてる



15. つよぽん ★★ (2005-07-19 22:52:00)

新参のファンなので、ほぼリアルタイムだった今作と「Trial By Fire」は聴きまくりました。
ボーカルがペリーでなかったり、ハードさがなかったりと、昔と比べてしまうと見劣りするかもしれませんが、それでも、「ESCAPE」や「INFINITY」に引けをとらない、良質な1枚だと思います。
個人的には、1番好きなアルバムですね。
オウジェリー世代ですし。



16. お宝発見隊長 ★★ (2005-08-07 14:39:00)

発売当時、相当聴いた。「All The Way」を筆頭とする名バラードの数々に悶絶、アップテンポナンバーの爽快さに心が晴れ上がるような気持ちがした。



17. フェリッツ ★★ (2006-04-26 10:38:00)

はっきり言って駄作。アルバムタイトルも久々の1単語に戻り今度こそ!と思って発売日に購入したがどうもしっくり来ない・・スティーヴ・オウジェリ(正式にはこの発音で)がペリーに声質が酷似しているとかこの際どうでも良い。往年のジャーニーを知らないこのアルバムから彼らのファンになった若年層の方々はメッチャ気に入るかも知れないがジャーニー世代の僕(当代38歳)にとってはこのアルバムは苦しい。妙にソフティケイトされた楽曲群にも疑問が残る。トータルコンセプトが過去の作品と比べて格段に落ちているせいなのかもしれない。過去の産物にしがみ付いてんなよと言われるかもしれませんが、過去のジャーニーがあるからこそ今があるんじゃないの?って思う。「PARTY`S OVER」「DONT STOP BELIEVIN」「STAY A WHILE」「CHAIN REACTION」の様な楽曲を望んでいる往年のジャーニーファンもたくさんいると思いますよ、おじさんは。



18. N男 ★★ (2006-07-21 20:42:00)

2000年発表の11th Album。
ヴォーカル交代ということだったが、その不安は聴いた瞬間に吹っ飛んだ。
オウジェリーはかなり良いヴォーカリストじゃないでしょうか、大抵、個性的なヴォーカルが抜けるとかなり印象は違うもんですが、個人的に今回の交代は全然O.Kでした。
とにかく、自分はJOURNEYのメロディが大好きなので、今作も安心して聴けた。
ギターもキーボードもとっても良い!バラードはマジ癒されるし、ジャーニーはこうじゃなきゃ!
ただし、後半は緊張感がないとは言わないが、起伏に欠ける。そこが残念。
オススメは①、②、③、⑤、⑧、⑪です。
前作よりもロックしてますね、妙な湿り気や暗さもなくなったのも良いでしょう。


85点。




19. j.blades ★★ (2006-09-26 03:33:00)

このアルバムは、絶対に輸入盤を買うことをオススメします!!!!!!!
国内盤は曲順・収録曲が差し換えられていて、
ノリのいいロックナンバー『WORLD GONE WILD』、『NOTHIN' COMES CLOSE』が
なくなっているからです!!バラードばかりのアルバムになってる…
オリジナルの曲順で、なおかつバランスもいい輸入盤を聴いて下さい!



20. oke ★★ (2006-12-22 00:08:00)

「ALL THE WAY」は私が世界一好きな曲です。
この1曲だけでも十分もとが取れるアルバムです。



21. レジェス ★★ (2007-01-13 21:37:00)

okeさんに激しく同意します。
"All The Way"だけで元が取れる上に、他の曲も強力なものばかり。
ボーナストラックも2曲とも素晴らしいとあっては買わないわけにはいきません。
倍の値段出しても手に入れたい名盤!




22. インペリテリ ★★ (2007-09-28 16:17:00)

ペリーが脱退して新しいオージェリーが加入した1作目。ペリーそっくりな声で違和感は無かったです。ジャーニーがサヴァイバーをやったようなハードな作品です。



23. shinbadboy ★★ (2008-02-12 03:41:00)

Journey の作品は、これまで全盛期(「Escape」あたり)しか聞いたことがなくそれで満足していた。
それがあるとき、たまたま中古で「Arraival」が安価で置いてあったので購入。
全盛期から10年以上経過しているし、CD をかけるまではそれほど期待していなかった。
しかし再生のボタンを押したとき大事件は始まった。
なだれ込むように次々と展開される名曲の数々。思わず言葉を失いただ感動に酔いしれる。そしてこの名作を今まで聞いてなかったことに大きな後悔を覚えた。
これは The Storm の超名作「Eye Of The Storm」以来の感動である。



24. ヤングラジオ ★★ (2009-10-15 17:28:00)

どの時代に彼らの作品を聞き始めたのかによって、評価というのは変わってくるとは思うけど、単純に何の先入観もなしで聴けば、爽快なアメリカン・ロック作品であると僕は思う。
楽曲の質としては、決して新人バンドには書けない円熟味があるし、アメリカン産業ロックが好きであれば、合格点はつけられる完成度であると思う。
やっぱりソングライティングに力のあるバンドらしく、楽曲にはちゃんとツボがある。
全盛期の楽曲と単純に比較すれば、それは正直物足りないけど、よくガンバっている方だと僕は思うけど.....妙なモダンさが無い点は、ファンなら評価できるハズ。




25. 火薬バカ一代 ★★★ (2010-12-12 02:32:42)

バンドを去ったペリー&スミスのWスティーヴの後任として、TYKETTO~TALL STORIESのスティーヴ・オウジェリーと、名手ディーン・カストロノヴォを加入させ体勢を立て直したJOURNEYが、'00年に発表した11thアルバム。
レコード会社が11曲収録を提案したのに対し、メンバーは13曲収録を主張。結局バンド側の意見が通り、日本盤はボーナストラックを含めて全14曲を収録、ランニング・タイムは70分弱とボリューミーな内容と相成った本作だが、実際に聴いてみるとこれが不思議と中弛みを余り感じない。ゆったりとしたテンポの楽曲を中心に固められた作風は前作同様ながら、にも関わらずダレた印象がそれほどでもないのは、若々しいオウジェリーの歌声が、本編に溌剌とした空気を運んでくれているからか?
開巻早々に勝負あった!となる①②③の強力な畳み掛け、アダルトでメランコリーなバラード⑤や、二ールのGがガッツリと咽び泣く⑥、いかにも大陸的な雄大な曲調が心地良い⑨、ディーンのタイト&キャッチーなドラミングが映えるラスト・ナンバー⑬といった楽曲における、若き日のスティーヴ・ペリーを彷彿とさせる(まぁ、あそこまで神懸かった声の伸びはないけどね)ソウルフルな歌いっぷりを聴けば、彼がペリーに匹敵する実力者であることが良く分かる。
その他にも、リードVoから、ガラス細工のように繊細で美しいKeyプレイまでジョナサン・ケインが主役を張る憂いを帯びた⑪等、JOURNEYらしい名曲を各所に配置。新生JOURNEYの21世紀への船出を飾るに相応しい、見事なクオリティを備えた作品に仕上がっている1枚かと。
・・・でもやっぱり、曲数はもうちょい絞った方が良かったよな。




26. もんちゃ ★★★ (2012-05-18 22:02:34)

いやぁ〜 久々に素晴らしいアルバムに巡り会えたぁ〜♪
もっと早くチェックしときゃ良かった。

「輸入盤」を購入したけど、国内盤では WORLD GONE WILD が入ってないみたい。
これは勿体無い。SEPARATE WAYS っぽいんだけど、こっちの方がいいかも。
もちろん ALL THE WAY や LOVED BY YOU も涙モノ。



27. ムッチー ★★★ (2013-10-05 20:58:43)

前作『TRIAL BY FIRE』発表後、メンバーチェンジを行い、4年ぶりに発表したアルバム。2000年作。
新ヴォーカリストのスティーヴ・オウジェリは、さすがに前任者のスティーヴ・ペリーには、
表現力や個性では及びませんが,良く似た声質をもっているので,大きな違和感は無く,安心して聴けます。
いや,スティーヴ・ペリーよりFMのスティーヴ・オーヴァーランドに良く似てるかな。って,スティーヴだらけ(笑)。
とにかく、確かな実力・歌唱力を持っていますから、ペリーと比べると多少物足りなさはあれど、
あれだけの存在だったペリーの後任として、充分に称賛に値する働きをしていると思います。

内容としては、個人的には名盤だと思っている前作と同じような方向性で、
ゆったりとした曲をメインに、多くの楽曲を収録した、聴き応えのある作品です。
ヴァラエティも豊かですし、バラードが多かった前作よりもバランス良く仕上がっている印象があります。
自分としては、捨て曲なしどころか、14曲(日本盤)全てが良い曲だと思います。想像以上でした。

今作を含む再始動後の2作や,活動停止前の『RAISED ON RADIO』も含め,『ESCAPE』以降のJOURNEYは,
実に素晴らしいアルバムを連発していると思います(次作『GENERATIONS』はイマイチだったけど)。




28. 失恋船長 ★★★ (2022-11-22 12:15:11)

やはりバンドを去ったというか、予定調和とも取れるスティーブ・ペリーの脱退劇。その後も復活の話がないので、ゴシップネタもまんざらでもないのだろう。
時代的にも、JOURNEYのようなバンドが立ち入る隙も無く、今更感も強い中で日本先行という形で世に出た一枚。ドラムも抜けたのだが、これが唄えるドラマーとして今では知られるディーン・カストロノヴォを迎え、新たなるフロントマンには、スティーヴ・オウジェリーという前任者の穴埋めを行うのに適した逸材をゲット。イメージの強いバンドだけに、後任探しには苦労したろう。余りも違えば文句を言われる、かといってモノマネタレントでは話にならない。
そういう観点で見れば、同系統の素晴らしいシンガーを連れてきたのは大正解だ。スティーブ・ペリーの凄さは、あの語尾に掛けるヴィヴラードにある、中々ああいうテイストでは唄えない、その類い希な表現力を持つペリーと比較されるオウジェリーは、自分の型で勝負していた。モノマネではない完コピとい離れ業、その最大限の努力には賛辞を送りたい。

とは言え、楽曲の方は少々置きにいった感が強いので、ボートラ入の15曲は少々中弛みを覚える。もう少しガツーンとくるのを散りばめれば印象も違うのだが、それは趣味趣向の問題、一曲一曲の出来映えにケチのつけようなど無い、ジャーニーの名に恥じない優れた一枚だ。今となっては無かった事にもなりかけているので、見逃したジャーニーファンは勿論だが、若いメロディアスロック好きにもクラシックサウンドとして推しておきたい。



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