前作"7 Wishes"から前兆があったが、本作はさらにポップさが増し、キーボードを前面に押し出した聴き易い作品に仕上がった。初期のファンからはこの軟弱さが不評だった様であまり人気のない作品だが、個人的にはお気に入りのアルバムだ。 NIGHT RANGERの良さは何といっても曲だ。本作もいい曲が揃っているので軟弱さもさほど気にならないし、ポップと言ってもやっぱりポップスじゃない。結構ロックしてます。 "Big Life"なんてカッコイイハードなオープニング曲、"Color Of Your Smile"もコマーシャルなハードポップ、"Love Is Standing Near"は一番のお気に入り。"Rain Comes Crashig Down"なんて凄くドラマチィックなバラード。と、他の曲もNIGHT RANGERらしい凝った曲作りがされていて最後まで飽かずに聴ける。(唯一"The Secret Of My Success"だけ浮いてるような気がするが....) 全体的には、産業ロック的な売れ線狙いに照準を当てたアルバムだが、完成度が高く、楽曲も充実した素晴らしいアルバムだ。
『Seven Wishes』を彷彿させる壮大なロックナンバー『Big Life』。 イントロの雨の音が哀愁漂わせるメロディアスでドラマティックで泣けるバラード『Rain Comes Crashig Down』。 oh!マイケルJ!(笑)の壮大なポップ&キャッチーな『The Secret Of My Success』。 初期のハードな匂いが消えたね。
確かにここからNIGHT RANGERが変わったと言われるのは違う気がしますね~。 ハードさは前面に出てるし、曲自体もとてもメロディアスです。多少キーボー度が高いかもしれませんがほとんど気にならない程度で、楽曲にとても溶け込んでいます。 全曲好きなんですが、特に好きな曲は「Color Of Your Smile」「Love Is Standing Near」「The Secret Of My Success」あたりです。あ、「Rain Comes Crushing Down」なんかも壮大でドラマティックでいいですね~。 メロディー好きの方なら聴いて損はないアルバムです。
1987年発表の4th。これまた、祝発表20周年アルバムですね!! EUROPEの「THE FINAL COUNTDOWN」でお馴染みの、ケヴィン・エルソンのプロデュースの影響か、 Keyが前面に出され、サウンドにダイナミズムが加わったような気がする。 でも、個人的には「FINAL~」と言うよりも「OUT OF THIS WORLD」みたいな感じだと思います (別に、EUROPEと比較してるいうわけではありません。国も違うし)。 「ポップで売れ線のどこが悪い!?」ってやつですね。Keyがより前に出ているところが素晴らしい。 本気のHM/HRファンには聴かない方がいいと思います。多分、受け入れられないだろうから。 正直言うと、「The Secret Of My Success」ばっか聴いてますけど。
Journeyとかも手がけたケヴィン・エルソンがプロデュースしたこともあって、産業ロック感が強い気がする87年の4th。自分はこのアルバム大好きです。 「ポップすぎる」「シンセサイザー目立ちすぎ」と、当時は批判されたようだけど、そこがこのアルバムの魅力だと思う。そして何より楽曲の出来がいい。 ずば抜けた楽曲はないにしろ、これといった捨て曲もなく、またスローなバラードが"Hearts Away"だけであとはアップテンポな曲がほとんどなのもこのアルバムの特徴です。"Color Of Your Smile"とか"Love Is Standing Near""The Secret Of My Success""Carry On""I Know Tonight"ハードポップファンなら喜ぶこと間違いなしの胸キュンメロディが詰まってますよ。 ギター陣二人はあまり弾きまくりではないけど、コンパクトにいいプレイが収まってます。 セールス的にもそこまでだったらしいけど、後追いファンの自分からしたら十分このアルバムもありですね。ICECLAD RAGEさんもおっしゃられている通りEuropeのOut Of This World的アルバムであると思います。LIVEでも何曲かこのアルバムからやってくれてもいいのになぁ。