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DEPARTURE (1980年)
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DEPARTURE
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解説 - DEPARTURE

1980年3月23日、Columbia Recordsよりリリースされた6thアルバム。
バンド側は前2作を手掛けたRoy Thomas Bakerの音作りに不満を持ち、Kevin Elsonを共同プロデューサーの一人として起用した。本作は、バンドがジャム重視の実験的なサウンドからアリーナ・ロック的な方向性へ移行した作品として位置づけられており、Steve Perryはアルバム・タイトルについて「ちょっとした音楽的変化が進んでいたから、このアルバム名にした。僕達は自分達のルーツを幾らか残しつつ、幾らか脱却(Departure)したんだよ」と語っている。
本作のレコーディングでは19曲の新曲が用意されたが、完成したアルバムでは絞り込まれた。「Someday Soon」ではSteve PerryとGregg Rolie、「People and Places」ではSteve PerryとNeal Schonがリード・ボーカルを分担している。
Billboard 200では自身初のトップ10入りを果たし、全米8位を記録。1994年までに300万枚を売り上げ、RIAAよりトリプルプラチナに認定された。

Recorded:The Automatt, San Francisco, California, November 5–12, 1979
Producer:Geoff Workman, Kevin Elson
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Metropolis ★★ (2002-10-25 23:59:00)

これは渋い。メロディアス・ハードの雄、JOURNEYが70年代テイストを残しつつ80年代に、殴りこんだ1枚。グレッグ・ローリーのハモンドオルガンが非常にいい味だしてるし、ニールのギターも速弾き、泣きの両面で活躍している。ハードナンバーとバラードの割合もいいし、バラエティに富んでいる。80年代のゴージャスなJOURNEYしか知らない人にはちょっと渋すぎるかも。



2. やまねこ ★★ (2002-12-09 19:09:00)

出世3部作の最終章。色彩豊かな歌曲群からなる本作は、
彼らの中でアメリカン・メロディアスHR的な完結型とみなされてもおかしくない。
妙に明るくなった感じで拍子抜けする部分もあるが、聴きやすさでは格段の
向上を果たし、チャート的にも成功をおさめた名作。
Any Way You Want It、Line On Fireは、キャッチーなメロディアスHR曲として、
お薦めしたい曲。




3. Owl ★★ (2004-11-05 06:45:00)

誰が何と言ってもESCAPEがJOURNEYの最高作だと思いますが、
「バラードがちょっと多い」と思う人もいるのでは?
そんな人にはこのアルバムがお勧め。
曲のバラエティーに関しては、ESCAPEやFRONTIERSよりも豊
富で、グレッグ・ローリーとスティーヴ・ペリーが2人がヴォ
ーカルをとった曲もあります。



4. N男 ★★ (2007-02-11 18:57:00)

1980年発表の6th。
名曲「Any Way You Want It」を始めキャッチーなナンバーが多い。
前後の作品に比べて割りかしROCK色が強いかな?
曲もバラエティ豊富だし、JOURNEYならではの美旋律も堪能できる。
これを最後にこの路線から後退してってる気がする。
86点




5. 火薬バカ一代 ★★ (2010-11-28 18:26:52)

爽快/ポップ/キャッチーと三拍子揃った「これぞJOURNEY!」な超名曲①“お気に召すまま”で幕が開く、俗に言う「JOURNEY出世三部作」の最終章にして、その集大成的内容を誇る'80年発表の6thアルバム。
スティーヴ・スミスがノリ良く叩き出す軽快なリズムに、ヨーロピアンHR調の暗さや重さが払拭され一気に垢抜けたメロディ、そしてケヴィン・エルソンが手掛けた乾いた質感のサウンド・プロダクション等、ポップさ、キャッチーさ、それに都会的な洗練の度合いを大幅に増した本作は、例えば、本編後半に配置された3部構成からなる組曲⑨~⑪の流れにしても、大仰さやプログレ色は皆無で、さらりと聴き通すことが出来るというコマーシャル仕様。よく言われるように「大多数のHR/HMファンが、JOURNEYと聞いて想起する音楽スタイルは本作をもって確立された」・・・というのは正にその通りだと思う。
正直なところ、名曲①のインパクトが突出しているせいで、後続の楽曲の印象が思いっきり吹き飛ばされている感が無きにしも非ずなこのアルバムだが、じっくりと聴き直してみれば、ポップでスペーシーな③、これを最後にバンドを去るグレッグ・ローリーが、置き土産的に素晴しいブルースハープ・プレイを聴かせてくれる爽やかな⑤、咽び泣くGとKeyがグッと胸に迫るブルージーな⑦など、名曲/佳曲の存在は随所で確認することが出来る。
前作『EVOLUTION』の煮詰まり感を鮮やかに吹き飛ばし、80年代、引いてはJOURNEY黄金時代の幕開けを告げた名盤。




6. 北陸のガキメタル ★★ (2013-04-03 22:41:28)

通算6作目でスティーヴ・ペリー参加3作目。なんといっても名曲Any Way You Want Itが収録されている。キャッチーな曲も多いが、バラードや哀愁漂うもありバラエティに富んでいるが、やはり全体を通して一曲目の印象が強い(笑)サンタナ時代からのニールの盟友グレッグのプレイが聴ける最後のアルバムでブルージーな雰囲気も感じられる最後のアルバムでもあると同時に次作で爆発するゴージャスなジャーニーサウンドの予兆も感じられる面ではなかなか興味深い。


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