1996年5月21日、Metal Blade Recordsよりリリースされた5thアルバム。
当初のタイトルは『Created to Kill』であり、Chris Barnesをヴォーカルとしてレコーディングは進行していたが、以前からあったメンバーとの確執が表面化したことにより、リリース前にバンドを追い出されてしまう。Alexは当時MonstrosityのヴォーカリストだったGeorge "Corpsegrinder" Fisherにヴォーカルを依頼。全てのトラックをGeorgeが歌い直し、タイトルも『Vile』と改められた。
なお、Alexから電話が来た時のGeorgeは、「叫ぶは飛び跳ねるは走るはお母さんに電話するはで…相当盛り上がった」らしい。
今回もジャケットのアートワークには検閲が入り、一部別バージョンが用意された。
この作品を最後に、Rob Barrettが一時脱退している(『Kill』で復帰)。Scott Burnsをプロデューサに迎えたアルバムもこれで最後となった。
このアルバムはデスメタル史上初のビルボード200に入った作品で、初登場で全米151位を記録した。
Recorded:January 1996 at Morrisound Recording, in Tampa, Florida
Producer:Scott Burns, Cannibal Corpse