1993年発表の第3作目にして、ラスト・アルバム。 ボー・ヒルのプロデュースを離れたため、音が以前より生々しい。 2枚目の"RAINBOW IN THE ROSE"で見せたアプローチを、アルバム全体で徹底した感じかな。 アコースティック・ギターの多用が見られるものの、時流に乗った安易な「アンプラグド」では決してない。あくまでも激しさを生み出すための、実に効果的な音選びの結果だと想う。 とにかく1.5.10.が素晴らしい。 WINGERと聞いて、ボー・ヒルの音しか連想されない方、ぜひ聴いてみてください。
中古でIN THE HEART OF THE YOUNGとともに500円で入手。 ってか、これ500円でいいんですか? 1曲目のBLIND REVOLUTION MADからK.O.されました。 もろに感情に訴えかけてくるキップの歌唱に加えて レブ・ビーチさんですか?さり気なくテクニカルでエモーショナルなギターソロ! こんないいバンドが時代の流れで消えてくっていうのは哀しいですね~。
IN THE HEART~でWingerをはじめて知った者として、当時待ち焦がれた3rdであった。 確かにこれまでのwingerとは打って変わったものでした。初めて聴いたときは驚いた。 しかし、これが彼らの最高傑作であると断言できる。 このアルバムの曲はそれぞれが独立したよさを持っているのにもかかわらず、 聴けば一発でpullの中の曲だとわかるような、ミッシングリンクがある。 そういう中で秀逸である曲を輩出するのは並大抵のことではない。 彼らはそれをやってのけているのである。実力の高さを改めて感じる一枚である。 今でもたまに無性に聴きたくなって引っ張り出してくるのは、In The Heart よりも断然こちらである