1995年3月13日にParlophoneより発表された2nd Album。
"High and Dry"/"Planet Telex"、"Fake Plastic Trees" 、"Just"、"Street Spirit (Fade Out)"の5曲4枚がシングルカットされ、4つのPVが作られた。また"My Iron Lung"はアルバム発売前のEP"My Iron Lung"において先行リリースされている。Rolling Stone誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500では110位。
1st『Pablo Honey』期からの流れを組む歪んだギターが目立つロックナンバーと、主にアルバム制作の後半に作曲/録音されたメロディアスナンバーによって構成されており、"Planet Telex"におけるサンプリングされたドラム・ループや"Street Spirit (Fade Out)"の陰鬱なマイナーコードの調べなど、以降のRadioheadの楽曲の中心となる音楽的要素も、すでに萌芽を見せている。
当初レコーディングは前作と同じくPaul Q. Kolderieらをプロデューサーとして行われたが、追加ツアーが舞い込んだことや疲弊しきったメンバー間の不仲など多々の紆余曲折で一端中止に追い込まれ、結果的にはThe Stone Rosesの1stアルバムをプロデュースしたことで有名なJohn Leckieを招いて再開された。その際、John Leckieの雑用として参加していたNigel Godrichとバンドは初めて巡り合うことになる。
ジャケット写真にのっているのは救命訓練用の人形で、Tomがそのオーガズムに達したかを思わせるような表情を気に入って病院から借りてきたものである。アルバムタイトル"The Bends"は水面への急浮上によってダイバーがかかる病気(減圧症)の意味。
Recorded:1993 ("High and Dry"), August – November 1994 at Abbey Road Studios, RAK Studios, London and The Manor, Oxfordshire
Producer:John Leckie