デビュー・ミニアルバムに続く2ndフルアルバム。 デビュー盤同様これも天然記念物並にどこにも無ーい(涙)ので昔の記憶で書いてます。 明るさが引っ込んで、より'真面目'にどっしりとした重厚感が増し、 相変わらずの歯切れよさがとってもよかった。イメージ「硬派」って感じ。 1曲目のタイトル曲が特に秀逸。続く「I'm Eighteen」はアリス・クーパーのカバー。 3曲目「I'm on to You」も秀逸(たしかシングル曲だったような)。 そのあとの曲は...どーしても思い出せない...でも絶対よかった記憶しかない! ちなみに次の3rdアルバム「SLAVE TO THE THRILL」には元LIONのダグが加入。 んで4thアルバムを今年10年ぶりにリリースしています。 あ、そういやダビングテープがブチ切れたからCDを探し始めた記憶がよみがえったぞ。 ミニアルバム同様、ご所有の方は家宝にしてください(笑)。
久々に聴きましたが、ううむ、何とも言えません、この雰囲気。 アルバムの頭から悲しげな曲を続けて、本来なら何かメンドクサイな、となりそうなとこをしっかり聴かせますねえ。 古き良きハードロックです。 熱く悲しい"Over The Edge"、クーパーの"I'm Eighteen"、"I'm On To You"(「♪ナーナナ、ナナ-ナー」が最高)と続き、"Messin' On The Hurricane"でHR全開。 これ以上続くと全曲解説になりそうなのでストップしますが、ジャケットも美しいし、(実はジャケ買いでした/笑)なんか本当にいい感じ。 >うなぎさん、家宝にしましょうねえ。(笑)
ルディ・サーゾの実弟ロバート・サーゾ(G)、カルロス・カヴァーゾの実兄トニー・カヴァーゾ(B)により結成され、後にダグ・アルドリッチ(G)がラインナップに加わったことでも知られるバンドが、デビューEP『TAKE WHAT YOU WANT』(’86年)に続いて'88年にENIGMA RECORDSから発表した1stフル・アルバム。 HURRICANEについては、「LIONのマーク・エドワーズ(Ds)ベネフィット・コンサートに絡むゴタゴタに巻き込まれてしまった不運なバンド」程度の認識で、結構最近まで作品自体はまともに聴いたことがありませんでした(申し訳ない)。「まぁLA出身だし、売れ線のロックンロールでも演ってんのかな~」とか思いつつ、暢気にCDを再生してみたらビックリですよ。120人を超えるオーディション参加者の中から選抜されたというケリー・ハンセン(Vo)の抜群にエモーショナルな歌声といい、安定感/表現力に富む楽器陣のパフォーマンスといい、本作に託されているのは「ノらせる」ことよりも「聴かせる」ことに主眼を置いた、プログレ・ハードばりのドラマ性と正統派アメリカンHRの大衆性を併せ持ったサウンド。少々、収録楽曲の出来・不出来にバラつきが見られる点にもどかしさを覚えながらも、本編の幕開け役を担うアルバム表題曲①と、中盤を劇的に引き締める⑦というドラマティックな2曲は間違いなく名曲ですし、“愛は嵐のように”なる邦題を冠されたバンドのテーマ曲(?)④、キャッチーな⑥⑨辺りも「おっ」となる逸品。 メンバーがキャリアを積んだ人達の集まりという点も含めて、こりゃ確かに解説でTOTOを引き合いに出して語られているのも納得だなぁと思わされる1枚。