1曲目『GODS OF SECOND CHANCE』はミドル・テンポでヘヴィに始まるし、全体的にスラッシーな疾走感はほぼないと言えるけど、それでもアップ・テンポの曲は意外に多く、"そういう"満足感は案外高い。 評判通り、曲作りの幅は広がり、それでいて曲の質も悪くない。というか、個人的にはかなり好きですね。 9曲目『END OF THE AGE』はこのバンドの中にあってなかなか個性的な曲。10曲目『LOSERS AND MADMEN』はアコースティックなインストで、ダークなコード進行の中で明快とも言えるメロディが顔を覗かせる部分が非常に良い意味で印象的。 個人的に特に好きなのが1曲目『GODS OF SECOND CHANCE』のオープニングでのマイク・ハウのシャウト!特別ハイトーンでもない、ロングトーンでもない、でもとにかく声がカッコいい!!俺にとってはDREAMEVILの『THE ENEMY』のシャウトよりも好き! それに2曲目『LOSERS IN THE GAME』も非常に正統的なメタルであり、哀愁溢れるアルペジオが非常にカッコいい名曲! ラスト2曲がちょっと弱いのが難点か。 それにしても、本作でのマイク・ハウの歌唱の力強さには恐れ入った。特に5曲目『WAITING FOR A SAVIOR』でのパワフルな歌唱は凄い!(曲自体も凄く良い)メジャー・レコード会社から契約を切られたことへの怒りから来るものだろうか?とにかくカッコいい!! あんまり良い評判ではないアルバムなのかも知れないけど、俺は最近、ちょくちょく聴く作品だったりする。 個人的には趣向で言えば、3rd『BLESSING IN DISGUISE』よりも好きですね。(他のアルバムはまだ聴いたことないけど/笑) …にしても、このジャケは……。"アイアン乳首の脂肪ちゃん"とは…。(笑)まぁ、タイトルと比較すると、だいたい何が言いたいのかはわかるけど…。(苦笑)