2000年に、フランス共和国ガール県バニョール=シュル=セーズにて結成されたシューゲイザーバンドである。
バンド名自体に特に意味はないが、Al-sestという響きが音楽性に合うという理由で命名された。
シューゲイザーやポストロックの要素とブラックメタルを組み合わせることで、ブラックゲイズとも呼ばれるスタイルを提示した。歌詞はすべてフランス語で書かれているが、これは「なかなか英語では表せない細かい描写を伝えられるから」だという。
Alcestのサウンドは、中心人物であるNeigeが幼少の頃から夢見てきた、『Faily Land』という空想世界への憧憬にコンセプトを持つ。その空想世界が他人に理解され辛いため、そうした心情を音楽として表現していると語っている。
影響を受けたアーティストについて、Neigeはこう語っている。「Alcestは他のバンドから影響を受けていないと思っている。そのほうがどんなジャンルからも離れた、自由な世界観を醸し出せるから。」しかし、その一方で彼は普段よく聞くアーティストとして、Joy Division、Dead Can Dance、The Cure、Depeche Modeそして90年代のノルウェイジャン・ブラックメタルを挙げ、「(Alcestが)あえて比較されるバンドがDead Can Danceなら嬉しい」と語っている。
Current members (リーダーはNeige)
Neige(Stéphane Paut) – lead vocals, guitars, keyboards (2000–present), drums (2000–2009), bass (2001–present)
Winterhalter – drums, percussion (2009–present)