Gがジョージ・べラスからトニー・マカパインに変わり、明らかにメンツ的に格が上がった2ndアルバム。発売と前後してヴィタリ・クープリの脱退騒動などで出足からつまずいてしまった感はありますが、出来自体はハイレベル。1曲目の"My Deja Vu"のキャッチーでポップなサビに驚きますが、2曲目以降は1stをよりプログレッシヴに進化させたような楽曲が並びます。とっつきにくいことに違いはありませんが、徐々にマーク・ボールズの歌メロの印象度が増してくるような感じ。数回聴いただけでは、このアルバムのよさはわかりませんな。個人的には、マークのvoもいいけど、バラード"Make Believe"などで顕著なトニーの泣きのギターの素晴らしさを皆さんに聴いてほしいと思っています。やっぱり格が違いますね、彼は。
2nd。 George Bellasの脱退により、再びTony MacAlpine(Gt)が参加、加入した。 今作の第一印象は最悪だった。もちろん、個々の曲に関してはそれなりの佳曲が多く、好きな曲も多かったのだが・・・。 何よりも痛かったのが、疾走系の必殺チューンがないことである。 「RING OF FIRE」でのRing of Fire、「THE ORACLE」でのCircle of Timeなどに匹敵する曲がない。 疾走曲は必要ないとバンドが判断したのかもしれないが、やはり一ファンとしては入れて欲しかった。 発売日に買ったにもかかわらず、2、3回聴いて半年くらいの間は封印してました。 が、やっぱり落ち着いて聴き直してみると、勢いはないけど好盤なのかなー、と。 個人的にはヴァージル・ドナティが書いた曲をもっと聴いてみたい。 Blue Sky、Until The End of Time、System Utopiaが好きです。