楽曲の充実ぶりは凄まじい!! 今聴いても全く色褪せてない!! 特に【Don't Close Your Eyes】【LOOKIN'FOR YOU LOOKIN' FOR ME】 【CRYIN' FOR YOUR HEART】【BOY(RUNNING WILD)】などは曲もさることながら RAN(松川敏也)の才能爆発!!って感じでタマラナイ!! クオリティの高いジャパニーズロックを求めてるならまずコレを聴けっ!! 再発されたから簡単に手にはいるよ! 今がチャ~~ンス!!
アルバムを重ねる毎にマイナー臭を薄れさせ、洗練の度合いを高めていったBLIZARDゆえ、このWARNER MUSIC在籍時代最後の作品となった'86年発表の4thアルバムに至っては、思わず一緒に歌いたくなる明朗なコーラスと、アリーナ・ロック調のスケール感を有するOPナンバー“HARD TIMES”を皮切りに、全編が最初から最後まで、メジャー感溢れる溌剌として爽快なポップ・メタル路線で統一されている。 “SHADE OF BLUE”みたいな、歌謡ロック調の情念揺らめく楽曲が姿を消してしまった点は残念だが、表現力を増し、もはや余裕と貫禄すら感じさせる下山成二郎のVoに、「和製ランディ・ローズ」との評価に相応しい鮮烈な輝きを放つ松川敏也のGプレイ(リズムGの村上孝之も良い仕事してます)、そしてメタリックな重量感とノリ良さを併せ持つリズム隊によって作り出される垢抜けた収録楽曲の質の高さは、完璧に初期作を凌駕。 本作に捨て曲は一つもないが、中でも哀愁のHRナンバー“LOOKIN' FOR YOU,LOOKIN' FOR ME”、爽やかに掻き鳴らされるアコギが心地良い“TOO LATE TO LOVE YOU”、同じくアコギを用いながら“TOO~”とは逆を行く物悲しさ漂う“CRYIN' FOR YOUR HEART”、そしてまさしく「RUNNING WILD」を地で行くエネルギッシュな疾走ナンバー“BOY”といった名曲が連続する本編後半は出色の出来栄え。 前作『HOT SHOT!』と共にBLIZARDの最高傑作の一つに推したい力作です。