2002年発表の4th。 スウェーデン出身爆走デスラッシャー3人組の4th。ジャケットをそのままに、突撃型激烈スラッシュをやっており、3人組とは思えぬほどの肉迫したアグレッションや、全曲妥協一切無しの荒々しい激速スラッシュチューンなどは現代版SLAYERといった感じ。スウェーデン指折りの鉄人ドラマー、マッテ・モーディンは超高速超絶ブラストビートと激速の2ビートを巧みに叩き上げ、他の追随を許さぬ速さや手数足数の多さはデスラッシュのみならず、HMドラマーの頂点に君臨するといっても決して過言ではない。日本盤ボーナストラックとなっているのが惜しいNUCLEAR ASSULTの好カバーである⑬は彼等流にアレンジが施してあり、渋い選曲からもオールドスクールスラッシュへのトリビュートの意が透けて見え、非常に感触が良い。日本盤ボーナストラックを抜きにした11曲で32分余りというのも魅力だ。スラッシュが誇るSLAYERの超名盤「REIGN IN BLOOD」に比肩し得る傑作だ。知名度の低さが玉に傷だが・・・。