ジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイという超絶ギタリストたちと共にG3としてツアーを行ったことでHM/HRファンにも名が知れているであろうエリック・ジョンソンの3rdアルバムです。 「ポスト・ジミ・ヘンドリックス」の異名をとってたりするらしいですが、ジミヘンとは全然違いますので、御注意を。ギターによる表現の力をもってそう言われてるらしいです。 この人の特徴はギターの音色や響きの作り方でしょうか。透明感があり、光を感じさせる美しさです。夢見るような音楽。メタルとは全然違いますね。 これ見よがしなテクニカルさよりメロディを大切にしていて、都会的な洗練されたセンスが目立っています。特に歌入りの曲はAORって感じで、ソフトで落ち着いた雰囲気があります。声も綺麗で、(5)「LONELY IN THE NIGHT」なんかは素晴らしいポップ・ソングのバラード。 (8)「SONG FOR LYNETTE」はエリックのピアノがまた実に繊細かつ叙情的で、総合的な音楽クリエイターとしての素晴らしさが垣間見えます。 激しさはないし、ちょっと眠くなっちゃうかもしれませんが、美しい音楽が好きなら買いです。少しMARILLION(フィッシュ脱退後)なんかを連想しちゃいました。
ギター弾かない人でも十分楽しめる。それでいてギタープレイヤーをうならせる、そんなアルバム。とにかく曲がいいです。僕はこのアルバムから入ったのですが、一発でとろけました。「CLIFFS OF DOVER」のような有名曲はありませんが全ての曲がバランスよくちりばめられていてとても聴きやすいです。繊細できらめくようなエリックトーンはとどまるところを知らず、まるで1本の映画を見ているような錯覚をおこしてしまいます。曲によってはギター弾きまくってますのでご安心を。でも一番いいのは彼のヴォーカルなんだよなあ。