1980年5月20日、Casablanca Recordsよりリリースされた8thアルバム。
前作『Dynasty』のヒットに気を良くしたメンバーは、前作を担当したプロデューサー、Vini Ponciaを再度起用し、さらなるポップ化路線を進めることを決定、本作を制作した。しかし期待したほどの反応は得られず売上は下降。結果的に、次回作「Music from "The Elder"」と共にバンドの混乱期を象徴する1枚となった。
外部作家を多く取り入れてキャッチーなナンバーを揃え、徹底的に売れ線を狙ったものの、「Shandi」こそシングルヒットしたが長続きはせず、本作発売に伴うツアーは比較的短めに終了した。
アメコミ風のジャケットはPaul Stanleyの発案だが、メンバー内の評判は今一つだったとのこと。なお、ジャケットは“キッスの素顔に迫る”というストーリーである。
なお、Peter Crissは本作ではレコーディングと曲作りに一切関わっておらず、「Shandi」のPV撮影を最後に脱退。レコーディングには前作でもプレイしたAnton Figが参加している。
Recorded:January – March 1980 at The Record Plant Studios, New York City
Producer:Vini Poncia