よくよく見たらこのアルバムについての書き込みなかったんですね… アメリカで発売されなかったし、この頃の(この後も多々あったけど…)WHITESNAKEは分裂寸前だったし…ジャケットの後ろにカヴァーデールしか写ってないのが印象的… 正直、全体的にパーティーロックが多く、やけっぱちな感じがしますけど、 でも聞いてみてください「HERE I GO AGAIN」「CRYING IN THE RAIN」、後にリメイクされるこの二曲は凄く光っているから。
「駄作」といわれてた時期があったようですが、全然そんなことないと思うけどなぁ。 まあ、名作とまでいかずとも傑作くらいまでいくんじゃないでしょうか。 意外と判り易い曲ばっかりですから、とにかく偏見をもたず聴いてみてください。 「HERE I GO AGAIN」「CRYING IN THE RAIN」はリメイクのほうが有名だと思いますが、原曲を聴いてみたい人にもこれはお薦め(実際リメイクのほうが数段カッコいいですが)。
1982年にリリースされた5thアルバム。全10曲で39分の作品。 オープニングナンバーの"Young Blood"は良い曲ですね。 後にリメイクされる、"Crying in the Rain"・"Here I Go Again"は、 違う魅力がありますが、やはり、どちらもリメイク版の方が好きですね。 他には、ロックンロールナンバーが多いですが、特出した曲は見当たらないかなぁ。 評価が低いのも仕方がないアルバムだとは思いますが、全く聴きどころがないわけでもないと思います。
作風としては前作の続き若しくは1stに近い、ほのぼの楽しげな5th。しかしイマイチ弾けきっていないと感じるのは、リリース時点でメンバーが雲散霧消状態だったというエピソードのせいだろう。そんな中でHere I Go AgainのPVではCOZY POWELLが叩いてたり、(アメリカ進出前という意味で)第1期WHITESNAKE最後の不安定なラインナップながらも凄い面子が揃っていたもんだと再認識。そして日本盤においては、DAVID COVERDALEをスター化する方針だったと言うPOLYDORからリリースになる最後のオリジナルWSであった。
メンバー間のゴタゴタでレコーディングは途中で棚上げになる。おまけにカヴァーデイルは娘の病気を理由に休養と問題が多すぎた。すったもんだでメンバーは解雇。ベーシックトラックは録音済みだったので、契約をこなすためにメル・ギャレーを呼んでレコーディングを完成させた。 そんな内部事情はアルバムにもモロに反映されている。なんだかとてもまとまりのない作品になってしまった。それでも6曲目がスマッシュヒット。そのおかげで全英9位と面目は保たれた。 そのヒットしたHere I Go~はリメイクして大ヒットする。