苦肉の策で全曲BLACK SABBATHの曲で構成されたちょっと奇妙なライヴ盤。 一曲目に俺が(オジー時代の)サバスで一番好きな「SYMPTOM OF UNIVERSE」をもってきてくれていることに感激!! 「NEVER SAY DIE」なんかもこれ以来ライヴでやったことあるんでしょうかってくらい珍しいですね。 単にオジー時代のサバスのベスト盤的な意味で買ってもいいと思います。
Black Sabbathリフってこんなにカッコいいんだ!!と再認識させてくれた, ブラッド・ギルズの野太いギター。オジーと一枚くらいはスタジオに入って 欲しかったな~。 Tommy&Rudyのリズム隊はこのアルバムが,生涯のベストテイクじゃないかな~? The Wizardなんか,鳥肌モノです。(パット・トラバース・バンドのLive! Go for~ のTommyも好きですが,やっぱりこっちかな。)
正直に言うと私はそれほどオジーのファンではありません。引退するとかしないとか口に出した以降の彼には全く興味ありません。勿論過去を振り返ればギターキッズ的にランディ・ローズのプレーもアバンギャルドで面白いと思うし、ジェイクのCentre of EternityやBark at the Moonなんか普通に燃えます。ザック・ワイルドは登場当初から好きになれなかった。 んで、そのなかでも良く聴くアルバムは?と言われると、どういうわけかこれだったりします。現代的なサウンド(と言っても既に20年前だけど)で奏でられるBlack Sabbathの曲が、正しくヘヴィメタルの音だから耳馴染みが良いのですよ。初っ端のSyptom of the Universeに代表されるようなブラッド・ギルスのステレオアウトプットしたザクザクのディストーションサウンドが良い。全体的な選曲も正しい。ブラッドってSabbathの隠れファンだったのかね。良くもまあ上手いこと一仕事こなしてる。というわけで本家Sabbathも含めてOzzyのライブ盤ってあんまし良いのがないような気がするし、出来の良いこれを愛聴しちゃうんだよねー。
このアルバムは曲数が多いので今聞いても飽きません。さらにサバスの曲はこのアルバムで初めて聴いたので、僕にとってはこれがオリジナルに感じます。このアルバムのブラッド・ギルスやBARK AT THE MOONのジェイクは本来のプレースタイルで弾いていないんでしょうけど、僕はそのほうがプラスαの味が出て良いんでは?と感じています。単にダークなほうが好きなだけなのかな? ともかく、このアルバムのメンバー全員のプレイは最高だし、オジ-のギタリスト発掘能力も凄い!