「THUNDER SEVEN」「THE SPORT OF KINGS」の大衆性と「ALLIED FORCES」「NEVER SURRENDER」のダイナミックさがいいバランスを持っており、80年代の集大成的な出来である。一番の聞き所は出だしの3曲。特に3曲目の「Headed for Nowhere」におけるスティーブ・モーズとリック・エミットのギターバトルは圧巻。全体を通して「カナダの人間国宝」リック・エミットのテクやセンスが光る。これを最後にリックが脱退したのは残念。
何故このアルバムの評価が低いのか?俺の耳がおかしいのか?いやいや、そうではない。このアルバムこそトライアンフの最高傑作である。これほど完成度の高いアルバムはない。次作はどうなるかと思ったら、案の定リックは脱退してしまった。得意のインストから始まり、次曲へつながる"Never Say Never" "On And On"、アコスティックナンバー"All The King's Horses"から次曲"Carry On The Flame"の流れ、スティーヴ・モーズ参加の"Headed For Nowhere"、美しいメロディの"Let The Light"など聴き所満載。ギルとリックのヴォーカルも見事に歌い分けている。ホントこれを最後にリックが脱退したのは僕も残念だ。またトライアンフのリック・エミットとしてアルバム作ってほしい。(多分、無理だけど。)
人知れず確かな存在感を放つ天才、Rick Emmettが世に放った最高傑作ですね。 Steve Morseとのため息が出るというか、それを通り越して息が止まるほどの、 スリリングなギターバトルが聴ける「Headed For Nowhere」や、 すごくキレイなバラード「Let The Light (Shine On Me)」、 胸キュンレベルに切ない「On And On」、 インストから「Never Say Never」への完璧な流れ、全曲名曲です。 今も聴いてるんですが、文章はこれくらいにして、 これからまたじっくりこのアルバムの世界に浸ってきます。
普通の名曲2~30曲分は優に価値のある究極の正統派ナンバー「HEADED FOR NOWHERE」、やっぱりこれに尽きる。余りにも感動的。正統派HMを愛する者なら、何は無くともこれだけは絶対聴いておかなければならない! 作品全体の完成度も高い。前作「THE SPORT OF KINGS」のポップさを引き継いでいる部分が少々あるものの、元のハードさを大分取り戻しています。 上の皆さんの高評価も納得。でもやっぱし個人的ベストアルバムは、哀メロ全開の「NEVER SURRENDER」。