ポール・チャップマンに代わった以降では、このアルバムが一番好きですね。ジャケットは最悪ですけど…。ポップでありながらブリテッシュの渋みを味わえる絶妙な音作りだと思いますよ。シングルカットされた「LET IT RAIN」なんかは正にそんな感じ。これも新たに参加したニール・カーターの影響も少しはあるんじゃないかな。 だけどバンドとしては、当時、相当にもがき苦しんでいた時期でもあり、そうした彼らの“痛み"もひしひしと伝わってきます。当時のイギリスの音楽状況を考えながら、彼らの出した答えがこのアルバムだったんですね。