バンド名をRUBBERからHAREM SCAREMに戻した前作同様にファンの期待どうりの複雑かつメロディアスなアルバムです。 元ドラマーのダレンスミスを迎えての重厚なコーラスもあいかわらず見事でダークでメロウな楽曲が多い。 名盤「MOOD SWINGS」の作風にもっとも近いダークでドラマチックな 1、哀愁のメロディーがたまらない 2、つい口ずさみたくなるようなサビをもつゆったりとしたメロディーのタイトル曲 5、など全体的に粒揃いのナンバーが揃っている。 「CHANGE COMES AROUND」や「WEIGHT OF THE WORLD」のようなスリリングな名曲が無いので前作と比べるとちょっとものたりない感じもするけど素晴らしいメロディー満際の傑作 !
前作『WEIGHT OF THE WORLD』は素晴らしい復活作でしたが、 それに続くこのアルバムは、物足りない部分もあるものの、なかなかの出来です。 3分台のごくごくシンプルな曲ばかりが並んでいて、覚えやすいものの、それぞれの曲の印象が薄いので、 メリハリがなく、垂れ流しとまでは言わないまでも、淡泊な感じは否めません。 どうしても、もう少しドラマティックに、ハードに、と求めてしまうのはHR/HMリスナーのサガでしょう。 ①"Reach"・⑩"Lost"のように、シリアスで熱いメロディをもっとフィーチュアしてくれたら嬉しいんだけどな。 とはいえ、メロディアスで聴きやすいアルバムであることは確かなので、安心して聴けますよ。