クリス・スレイドが叩いた唯一のスタジオ作にして、『BACK IN BLACK』と並ぶキャッチーなアルバム。 彼のドライヴ感はとにかく素晴らしく、非常にポップな曲をシャープに仕上げつつ、隙間もしっかり活きている。 フィル・ラッド以外のドラマーはダメだと思っていたが、クリスは見事にAC/DCを若返らせた(実際には最年長の大ベテランだが)。 サイモン・ライトではこうはいかない。 クリアなフェアバーン・サウンド + クリスのビート + ポップなメロディ。 異色ぞろいの組み合わせが奇跡的な充実感を生み出した。 ひたすら元気で一緒に歌えるアルバムだ。 かくして全米2位、『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』以来の大ヒット。 AC/DC復活!
ブライアン時代なら『BACK IN BLACK』『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』『THE RAZORS EDGE』『LIVE』『BALLBREAKER』の5枚はいずれもお薦めだ。 ただ、聴き始めには『LIVE』が最適だと思うし、『THE RAZORS EDGE』はそれと5曲も被る。 聴いて損なしの大傑作ではあるが、『BACK IN BLACK』と同じく少々後回しでも良いかと思う。
書き込み少ないなぁ。彼らのアルバムの中でも『BACK IN BLACK』の次にオススメしたい傑作である。発売当時リアルタイムで聴いた初めてのアルバムだから、というのもあるが、とにかく楽曲のクオリティが高いのが本作の特徴だ。 一曲目の「THUNDERSTRUCK」はアリーナの大観衆を沸かせるPVが記憶に新しいが、楽曲もキャッチーで言うことないし、続くアップテンポの「FIRE YOUR GUNS」のカッコ良さは気絶しそうなくらい(かつメロディアス)だし、更に続く「MONEY TALKS」はシングルカットされてヒットしたのも当然なキャッチー&胸キュンな名曲だし、そして4曲目は、彼らにしたら珍しいマイナーキーの哀愁とダークさに満ちた(ある意味クラシカルとさえ言える)貫禄十分のこれまた名曲!あとはアルバム後半に入っている「ARE YOU READDY」もキャッチーで実に良い曲・・・と名曲づくしなのだ! このバラエティに富んだ楽曲のゴージャスさの原因は、ブルース・フェアバーンのプロデュース(というか彼からのプレッシャー?)にメンバーが応えた、ということもあるのかもしれない。 ヴォーカルのブライアンは往年のシャウトがよみがえるまで部屋に閉じ込められてシャウトさせられたという逸話も残っている(笑) 今なら輸入盤のデジパック&リマスターがオススメ。安いよ!全HM/HRファン、絶対聴くべし。
垢抜けた感じはするけど、有無を言わせぬ幕開けの「THUNDERSTRUCK」がカッコよすぎるのでやはりおススメです。 実は普通のロックソングなのに、彼らが演るとナゼかカッコいい。 VAN HALENもそうですが、言葉では表せないマジックがリフの中で働いてますよね。
19. 情死幾多 ★★ (2008-03-20 20:32:00)
「Thunderstruck」が非常にかっこいい。 これ一曲のためだけに買ってもいい作品だが、こういう言い方がもったいないほど他にも佳曲がそろっている。 ポップな印象が強いが、「Fly On The Wall」とは違って今度は受け入れやすい感じだ。 最近は楽天イーグルスが気になるが、1曲目を聞くたびに心は阪神タイガースに戻る。 六甲おろしの次はこれか?
評判いいみたいなので天の邪鬼な意見も・・・ キャッチーなのはいいことだが勢いが感じられない。FIRE YOUR GUNSだけは勢いもありキャッチーさもある良い曲だと思うが、その他の曲はゆったりしていてエキサイトメントが感じられない。でも大ヒットしたしたぶんこれで良いんでしょうね。音から貫禄みたいなものは伝わってきます。