【ジャケット】 日本盤・・・ジャケ周りが白枠で、「CRACKED BRAIN」というタイトルがサイン風。 輸入盤・・・ジャケ周りに枠が無く、DESTRUCTIONのロゴも日本盤よりも小さめ。 【タイトル表記】 日本盤・・・ 2曲目の「Frustrated」が「Frustrated In Mind」 3曲目の「S.E.D.」が「Socielist's Etern As Deth」 6曲目の「Rippin' You Off Blind」が「Rippin' You Of Blind」 7曲目の「Die A Day Before You're Born」が「Die Before You're Born」になっている。 なんでここまで表記が違うんでしょうね。 手放しで絶賛できるような内容ではないですが、前評判で決め付けずに自分の耳で聴いて出来を確かめて欲しい。 僕は、沢山の不評を目にした上で聴きましたが、それほど悪いとは思わなかったです。
バンド内のゴタゴタ劇。そして時代の流れというのも意識したのか、このバンド独特のクセの強さが薄まりスリルも減退したと言われるのだが、神出鬼没に飛び跳ねるギタープレイも妙技、複雑な進行や転調もバンド全員で難なく対応出来ており、巷で言われるほど酷い内容にはなっていない。へヴィなグルーブもあるが、メンバーチェンジがもたらした功罪と言えるのか、いままで以上に自由度が増し、シュミーア時代との違いを楽しめるかが最大のポイントだろう。トリッキーなギタープレイは遊び心も満載に映り、こじんまりとまとまった音質のせいで伝わりずらいが、垢抜けた印象さえ受けるんだから面白い。へヴィロックな如きのウネリ、スラッシーなキレ、損なわれなかった攻撃性にバンドの新しい可能性を発見する事が出来ました。トリッキーなフレーズも勿論だが、狂気の感じさせるリフワークなど、マイク・シフリンガーを中心にしっかりと、このバンドらしく仕上げてきました。 The Knackの大ヒットナンバー⑤のカヴァーなんて、今作ならではの遊びじゃないですかね。