一聴して、「あれ、なんか変わった」と思いました。 ↑で指摘されてるように、「人間味が出てきた」というのが、最大の特徴でしょうか。 これまではデヴィンの音楽を聴いて、すごいなーと思うことはあっても、興奮も感動も一歩引いたところで眺めているような感覚があったんですが、このアルバムは素直に情動が伝わってきます。 (10)「BRING ON THE YOUNG」なんて、かなり露骨に感情をぶちまけています。どんなに激しくしてもコントロールを逸脱しない印象だったデヴィンが、ずいぶんとエモーショナルに。 他の曲も、かなりギター・リフがデス・メタルっぽくてドロドロしたものを感じさせたり、音をあまり重ねすぎないでくれるので、ドラムがよく聴こえたり、絶叫もより生々しいです。 SYL名義の前2作があまり好きでない人も、この3rdなら気に入るかもしれません。 私が聴いたデヴィンの作品の中で、1番好きです。