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JANE DOE (2001年)
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JANE DOE
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解説 - JANE DOE

2001年9月4日、Equal Vision Recordsよりリリースされた4thアルバム。
評論家からの称賛をもって迎えれた本作により、バンドはカルト的な人気を得ることになる。
アルバムのカバーアートは、Convergeのみならずアンダーグラウンドのメタルコアシーンにとってもアイコンになった。
Terrorizer誌は、2001年の『Album of the Year』に本作を選出した。
Sputnikmusicは2010年6月11日、『the best album of the decade』100選において、本作をNo.1に選出した。

Recorded:Q Division, GodCity and Fort Apache studios
Producer:Matthew Ellard, Kurt Ballou
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. GEORGE ★★ (2003-10-06 21:28:00)

カオティックハードコアの多分3rd。
まず最初に耳に刺さるのは悲鳴ヴォーカル。
エフェクトかけてきゃーきゃー叫ばれると一気に聴神経を破壊されます。
次に耳に刺さるのが不協和音リフ。
これで大脳聴覚野もやられます。
曲も変拍子とかを多用してまさにカオティック。
エクストリーム系でもデスやブラックとはまったく別物ですね。
で、耳が慣れてきて神経細胞が回復してくると気持ちよくなってきます。
カオティックなんだけどきっちり構築されたカオスだしお勧め。
あと、なんだか懐かしい気がするのはなんでだろう?と考えると混沌としつつも結構伝統的なような気がするんです。
個人的には爆裂ロケンローを聴いたときの感触に似てるように感じます。
こんなロケンローなんてありませんが。




2. ボドムっ子 ★★ (2003-11-29 22:33:00)

圧倒的轟音と不思議な曲構成。ブチ切れた絶叫Vo。
聴いててとても気分がいい。
破壊的ながら、アーティスティックな作品。




3. にやにや ★★ (2004-01-11 14:18:00)

最高やでえええええええええええええ。ジェンドウ—の前のアルバム最高やでえええ



4. Geehh ★★ (2004-09-25 14:52:00)

とことんハード&へヴィーでありながら、同時に先鋭的で比較対照のない名盤。"Fault And Fracture"で覚醒し、激速ハードコアの"The Broken Vow"に興奮、全く斬新な音処理が施された"Phoenix In Flames"で向こう側にトリップ、そしてラストの"Jane Doe"で身元不明の女性死体と俺が昇天。
この一枚はシーンにも強い衝撃を与え、地下人脈だけでなくThursdayやThrice,Poison the Well,Cave Inなどもこの作品をフェイヴァリットに挙げた。
アートワークの素晴らしさも最高。



5. 愛知金属 ★★ (2005-09-10 19:23:00)

1曲目からハイテンションでぶっ飛ばしまくる!!!
疾走感があるけど、気持ちいい疾走感じゃなくて、全身を引き攣らせて疾走するような、まさに混沌としたサウンド。
最後の「Jane Doe」は混沌としていながらも圧倒的に美しい名曲です。もうこれは芸術でしょう!!



6. RioT ★★ (2005-10-29 14:26:00)

今んとこ21世紀最強の名盤。
芸術性Toolクラス、破壊衝動Fantomasクラス。
前衛的だけど基盤の音はロック。




7. 絶叫者ヨハネ ★★ (2006-02-24 21:24:00)

近年一部で話題のカオティックハードコア、その代表的バンドということで、元来この方面には疎い私も手を出してみましたが……これが何とKing Crimsonです。正しくは70年代中期のへヴィ&ドライなKing Crimsonがハードコアをやっているような音です。

リズムこそ全然違いますが、たぶんギターの感触があまりにもロバート・フリップ教授そっくりなのでCrimsonのように聴こえるのでしょう。音色といいフレーズといい、私には「どこかで聴いたことのあるパターン」(悪くいうとパクリ)が盛りだくさん、ひょっとしてこのバンドのギタリストは教授主催のギター学校の卒業生では?、とまで想像したくなります。ギターだけならAnekdotenなどよりはるかにクリムゾン度高しです。(余談ですが、同じくカオティック系でかの奇才マイク・パットン氏でおなじみのDellinger Escape Planなどは、ギターどころか、曲調までまんま Crimsonというか「Fracture」をやっていてさらに驚きました。この界隈では、クリムゾンブームなのでしょうか?)

では曲もまた素晴らしいかというと…………これが微妙です。つまらなくはないのですが、さりとてそう面白くもないという、どうにも煮え切らない感じです。激音界に生息するバンドですから、当然「曲のよさ」よりは、「激しさ」や「ヘヴィネス」を売り物にしているはずのですが、私はどうにもパワー不足に聞こえます。音が妙に軽くてヤワなのです。

理由の一つは、なぜか低音が弱いこと。HC系にしてはベースの音が目立たないのもありますが、音全体の響きに「打ちこみ感」(布団たたきで思い切り布団を叩いたり、畳の上で勢いよくジャンプして着地したときに感じる「バシリッ」「ズシンッ」という感じで身体に響くあの音)に欠けているので、低音部に重さと残響が加わりません。だから音色の粗さや激しさのわりには重さを感じさせない、カラッとした軽い音になってしまっています。これは狙ってやったのでしょうか?

そしてもう一つ、メタルの様式感に汚染された耳でハードコアを聴くな、とのお叱りを受けそうですが、やはり伝統的HMのミルクを飲んですくすくと育った人間には、どうも曲展開にメリハリがないような気がします。小休止的なパートを挟むとはいえ、一曲を通じてほとんど似たようなノリと勢いでひたすら突進していくため、激しさにアクセントが生れません。曲中でのアグレッションの度合いにあまり起伏がなく、激しさが「平坦に均(なら)されている」ように聞こえるのです。これをグラフで示すと、「激しさの度合い」を示す縦軸のかなり高い位置で水平線が走る、いわゆる「台地状態」になっているようなものです。
なので、最初の方こそアグレッシヴに聴こえても、次第に耳が慣れてしまい、結局あまり激しく聴こえません(余談ですがこういうことを避けるために激しさ志向のメタルやプログレロック、また一部のグラインドコアでは、静寂パートを入れるなり、リズムを工夫するなりして、横線がデコボコ、それもなるべく角度が急になるよう、あれこれ工夫しているようです。中には「頭なぞ使ってられっか」とばかりに馬鹿力のヘヴィネス&激テクで押し切ろうとする熱き肉体派もいらっしゃるようですが)。



8. みつき ★★ (2006-06-25 03:24:00)

女性の悲鳴のような絶叫には癒しに似た感覚さえ覚える。ただ残虐で凶暴なだけじゃない、繊細で美しくある種荘厳ささえ感じる。
ラストの11分に及ぶ「Jane Doe」が黒く渦巻く感情を全て洗い流してくれる。
後に残るのは深い虚無感。
最高に過激で凶暴で、最高に美しく繊細な、芸術作品。
このアルバムを超える音楽を聴いたことありません。



9. BLOoD ★★ (2007-01-07 23:56:00)

ジャケットのアートワークを見ながら曲を聴くと、
どちらも芸術品のように思えてきます。



10. らっきょ ★★ (2007-03-02 23:55:00)

このアルバムのいいところの理由の一つは、
無駄に重くないところだ。
メタリック・ハードコア・バンドは殆どが重低音になりがちだ。
だが、このバンドには重低音も、初期のようなギターソロも必要ない。
(あれはあれで悪くはなかったが)



11. コールドデモン ★★ (2007-03-08 18:43:00)

超ハイテンションで疾走しまくってるんだけど
何故か芸術を感じる。
どこか繊細さを感じるんだよな




12. 西八男 ★★ (2007-11-23 02:48:00)

超カオティック!
突進力がハンパじゃない。




13. クソアゴ ★★ (2008-11-02 17:53:00)



14. 江口サイトウ ★★ (2009-02-14 13:04:00)

暴力的ながらとても繊細なイメージです。
ジャケのアート(絵か写真かわからないが)はかっこよく、中身は哀愁がある感じ。
破壊美と恐怖を両方とも感じる。



15. マリュ ★★ (2009-05-02 16:13:00)

異常すぎる。どういう精神状態で作ったんだコレ。
一つのジャンルの頂点。この先もこれを超える作品がでてくるなんて
考えられない。



16. kombu ★★ (2009-09-11 15:59:00)

いまや一つのジャンルとして確立され多くのフォロワーが現れたカオティックコアですが、実際その多くはDEP系のフォロワーで、ConvergeのJane Doeのような作品を作っているバンドはほとんどいないと思います。(私の勉強不足でしょうか)
まさに唯一無二。必聴。



17. ★★ (2010-06-21 21:00:00)

コレ通学中よく聴いたなー。
カオティックハードコアの頂点のアルバム。まさに神懸かってる。
ボキャブラリー不足で解説者気取りは出来ませんが、このアルバムは
カオス!カオス!カオス!デストローーーーイ!!!
だが最後は鳥肌もんのラストが待っている! みたいな感じ。
あとジャケ、アートワークが素晴らしいね。多才だな、ジェイコブ。




18. 名無し ★★★ (2013-12-02 21:12:57)





19. netal ★★ (2015-01-09 18:22:14)

カオスなリフ捌き、予測困難なリズムワーク、そして殆ど喚いているだけに近いヴォーカルとアルバム全体に亘って混沌や狂気が漂い続ける。
しかし一方で、キャッチーなリフや奇怪で不条理なメロディを交えた複雑な曲展開をも併せ持ち、喜怒哀楽を含む幾つもの感情が渦巻く形容し難い心情に陥るかの様である。
それだけに、アルバムラストにおける、混沌から解放され、何かを悟ったかの様な荘厳めいた単音メロディが光る。
アルバム後半になるにつれ、不穏さを増していく、アルバム全体の構成も見事である。
推測ではあるが、混沌から最後にハイライトとなる必殺フレーズを持ってくる展開等、Between The Buried And Meの『Colors』辺りに影響を与えていそう。

気に入り度…84/100

おすすめ…Jane Doe



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