「大将!、タコ握ってくれ、タコ!」 というわけで蛸です。それにしてもこれもロジャー・ディーンが描いていたとはね。 4作目ですが、今作ではロック(というかHR?)な感じが強調されています。でも彼等独特のヘンテコさはまだまだ全面に出ています。初期に比べると少し引き締まった感じがしますね。 全曲クオリティは高いですが、とりわけ美しいのは「Think Of Me With Kindness」ですね。これは文句なし。この儚さは尋常じゃないぜ。ケリー・ミネアが切々と歌います。これは英国ではなく、大西洋岸ヨーロッパの匂いがプンプンします。何となく男声ヴォーカルが歌う暗いシャンソンやファドの雰囲気があるんですね。ミネアの声質がそう思わせるのかな。 とにかくここまでの独自の世界を持っていることが素晴らしい。