クラシック・ピアニストとしての一面を覗かせた2nd。 新しくBassにJohn Onder、GuitarにGeorge Bellasが参加。 ジョージ・ベラスとヴィタリ・クープリの壮絶な速弾きバトルが繰り広げられる疾走曲②、⑦、⑨は本当に凄い! 前作ではモーツァルトのExcerpt From Sonata In A Minorのみのクラシック曲が、今回はショパン、ベートーヴェン、バッハと4曲も弾いちゃってます。 私的には、8曲めのChopin Etude #12 In C Minor Opus.25がかっこいいなぁって思います。 クラシックとヘヴィ・メタルの両方が好きな方は聴いてみては?
超絶ネオクラキーボーディスト、ヴィタリクープリのソロ2作目、1998年発売。 さて今作、結論から言えば個人的には前作より満足いく作品に仕上がっている。 前作に比べ収録曲数が増え、アルバム全体のスピードも増し、音質はよりくっきりとしたものに改善された。 2曲目"Destination"や3曲目"Extreme Measures"、爆走の7曲目"Track on Fire"など、一聴しただけでノックアウトされる曲が多く収録されている。 また5曲目"Chopin etude #11 in A Minor o@us 25"をはじめ、クラシックのカバーが4曲ほど収録され、バリエーションにとんだ作品となった。 しかしながら…クラシックそのままのカバーが多すぎる気が…せっかくメタルチューンでぐぐっと盛り上がっても、急におとなしくなってしまって… あと、前作で気にならなかったピロピロ電子音が今作では何故かずいぶん耳についた。特にアルバムを閉める最終曲でピロピロはやめて欲しかった。せっかくの雰囲気が… 総じて言えば、1作目より一聴した感じはよく、プログレ色も薄くなりとっつきやすい印象ですが、曲調の幅は狭く勢いにすかされる印象です。 バカテクが聴ければいいんだ!って方は手にとってみるといいかもしれません。が、個人的には毎日聞ける、って作品ではないと思います。