重苦しく、張り詰めた感じのした前作に比べると、少し余裕が出てきたような感じがします。決して明るくはならないけれど、ちょっとポジティヴになった印象。 ティム・クリステンセン独自のメロディ・センスは、相変わらず魅力的です。 内ジャケのティムの写真が、すっかりおじさん化しててちょっとショック。 メロトロンなんかをさりげなく使い、ちょっと懐古的な音使いをしているのが味わい深いです。 「RIGHT NEXT TO THE RIGHT ONE」は結婚式の定番曲になってるみたいですが、個人的にこの歌詞じゃ結婚式では使いたくないなぁ・・・。でも良い曲です。 今作はティムが大半の楽器を自分で演奏してたりする影響か、ずいぶん落ち着いた雰囲気ですが、次作はもうちょっと開放的でハッピーな曲も聴きたいです。ティムの新しい面を引き出してくれるようなメンバーが加わらないかな。
YOU-TUBEを検索するとTIMのライブ映像が結構見られますよ。よく天才と言われるが何が天才なのか自分にはわからないけどとにかくこの人の音楽はDML以来、他の誰とも違う独特のメロディと構成からなる楽曲群なのは間違いない。DIZZYの1STは買った当時は典型的な80HR派だったのでは全くついていけず13年以上放置されていたんだけど,ある日聞きなおしてからはまってしまいそれからTIMの2枚も探してゲット。次作は個人的にはJUMP THE GUN的な曲も3曲位は入れて欲しい。それとこのアルバムはカバージャケットのデザインがセンスあります。LPサイズで欲しいね。