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解説 - LIONHEART
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. HIGASHI ★★ (2002-05-23 00:47:00)

まずLIONHEARTを全く知らない人の為に簡単に紹介すると、アイアンメイデンを脱退したデニスストラットンが中心になって結成したバンドで、その他の主要メンバーとしてロッキーニュートン、スティーブマン(LIONHEART解散後、共にMSGに参加)が在籍していました。バンド自体は80年にスタートしますが、デビュー作リリースには4年を要し「HOT TONIGHT」を一枚残しバンドは解散。99年に未発表曲を集めた「UNEARTHED RAIDERS OF THE LOST ARCHIVES」がリリースされたので、現在手に入るのはこの2枚です。
で、先日後者の作品について手厳しい書き込みをしましたが、その理由は以下に綴る気持ちからです。
若いファンがこれからLIONHEARTに興味を持ってくれてCDを探した時、99年発表の後者の方が手に入り易い。しかしこれは未発表曲ばかりで作品トータルとして新しいファンに魅力ある作品とは言えません。作品としては圧倒的に前者のほうが上です。という事は後者だけを聴いて「LIONHEARTってダルイわ!もうこれで十分かな。」っと思われるのがイヤだったんで、ちょっとキツメに書き込んだんです。
ただ、IMOGANさんやKUZUさんが指摘する通り音楽的価値は見出せると思いますので、あの部分は作品的価値と置き換えて読んでください。
長くなりましたが、結論は「HOT TONIGHT」を聴いて欲しい、って事です。
最後に、IMOGANさん、KUZUさんご意見ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。




2. KUZU ★★ (2002-05-23 22:09:00)

先に結論から言うと、作品トータルではプロダクションやVoの良いHot Tonightが断然。でも音質を気にせずメロディー・エッジ・コーラスを聴く向きには、Hot TonightとUnearthed...初期音源はそれぞれ違う魅力があり、メロディー派はUnearthed...を掴んでも損は無いと思います。初期の音は意外とHot Tonightと無縁な人の方が、楽しむチャンスは有るかも知れませんね。もちろん、Hot Tonightの次作に当たる音源もキャッチーで綺麗で、初期派もHot Tonight派も十分楽しめます。
HIGASHIさん、こちらこそよろしくです!実は、Unearthed...を一番最初に聴いたとき、ヘッドホンをHitした初期の名曲と言われるLionheartに、一瞬我が耳を疑ったのです。あまりのHot Tonightとのギャップにビックリした、のです。ここでもし、僕が頑なにLIONHEART=Hot Tonightと思いこんでいたとしたら、HIGASHIさんと全く同じ感想になったと思います。
ですが、その後は結局殆ど全部堪能できたのです。Hot Tonightを頭から外して聴いてみました。すると、彼らの初期の持ち味は、Hot Tonightとは全く違う所にあったのです。バンドロゴからも判るとおり、Hot Tonightの頃とUnearthed...初期では、完全に別Groupと見た方が良いかも知れません。
僕はUnearthed...を聴く前に、LIONHEARTファミリーツリーにも有ったWILDFIRE 'Brute Force And Ignorance'を気に入ってました。後期NWOBHM、湿り気があって、エッジも効いていて、keyは無し、コンパクトなコーラスを重視、WILDFIREと雰囲気がかなり似ている気がします。有名所だと、DEF LEPPARDのOn Through The Nightと、曲そのものは全然違いますが、アプローチはかなり似ていると思われました。やはり惜しむらく、DEMO音源なので、作品として作り込んだWILDFIREやDEF LEPPARDのアルバムには、差が有ります。でもメロディーの煌めきとリズムの切れ味は、実は僕がBLUE BLUDやTERRAPLANEの中に見た「煮え切らないもの」とは無縁の潔さを感じて、WILDFIREやLEPS同様楽しめたわけです。
初期NWOBHMのメロディー派、WILDFIRE、DEF LEPPARDのように、ちょっと湿っぽくて、明るくてエッジのある音が好きな人には、おすすめしても良いと思います。飽くまでもプロダクションの甘さを度外視すれば、メロディーの質は、最近の新人ともひけをとらないと思います。




3. IMOGAN ★★ (2002-05-24 10:56:00)


HIGASHIさん、KUZUさん、素晴らしい「LIONHEARTについて語れ!」をありがとうございます。
お二人のおっしゃられていることで、LIONHEART が語り尽くされていると想います。
ので、もう語ることはないのですけれど、とりあえず一言。
「HOT TONIGHT」を聴いてみてください!
1992年にソニーからCDが税抜1,748円で出てます。
品番は SRCS 6245 です。
ちなみに"UNEARTHED..."はポニーキャニオンからです。




4. HIGASHI ★★ (2003-01-05 23:18:00)

≪DENNIS STRATTONの夢の続き≫
正月は過去を振り返るには十分な時間がある。僕はその時間をDENNISの軌跡を追うことに費やしていた。そんな中でまだ彼の中に納得のできていないミュージシャンシップがくすぶっているように感じた。
彼は数多くのバンドにその身を投じ、いろいろなミュージシャンシップを発揮してきた。そんな中、彼が最も理想とする彼の音楽は間違いなくLIONHEARTの中にある、っと断言できる。彼が最も愛するのはアメリカンタイプのライトでポップな分厚いコーラスを多用する音楽で、それを彼はスティーブとロッキーとの3人で体現することに非常に満足していたように思われる。しかし彼が納得してこのバンドの大団円を迎えたとは、後述のインタビューでは到底受け取れない節が多々ある。むしろ彼の中ではやり残してことがあまりにも多いのと、ロッキーとスティーブとの間のケミストリーにまだまだ深い魅力に取り憑かれているように感じた。
そんな折り、ラジオで聴いたプレイングマンティス解散の知らせ。確かにいいバンドではあるが、彼にとってはトロイ兄弟とのケミストリーではやはり満足できなかったのではないだろうか。
00年発表の“NOWHERE TO HIDE"のライナーノートで伊藤氏はこう書いている。
『デニス本人は「METAL CRUSADE'99」でのLIONHEART復活も視野に入れていた。このLIONHEARTの復活もいつか実現することになるかもしれない』
とある。
今更彼らがたとえ再結成しても何も起こらないし、何も起こせないだろう。しかし人の人生で、芸術の分野に置かれている人間が不完全燃焼を感じる時、再び自己実現しようとする衝動を止めることができるのであろうか?
幕末の偉人、吉田松陰は自己実現の達成に対しこう表現している。
「かくすれば、かくなるものと知りながら 已むに已まれぬ大和魂」
国こそ違えど思うことはこれが核心ではないか、と勝手に推察する。
もしあなたが夢の続きを追い続けるなら、思うがままにしてほしい。そして悔いのないメンバーで悔いのない作品を聴かせてほしい、と一ファンとして思っています。
この話が一ファンの正月の夢と消えるか現実となるかはいづれわかるでしょう・・・
では朗報を期待しています。




5. One Of Metal Fan ★★ (2005-01-13 04:56:00)

「Hot Tonight」、ず~っとAMAZONや中古屋などを見て廻っているんですが見つかりません。
1992年のCD化以来、再発ってされましたっけ?
まだなら真っ先に再発されることを願います・・・。



6. HIGASHI ★★ (2020-10-11 07:29:05)

正直悩んでいたのである。LIONHEART自体には思い入れはある、がしかし前作の“SECOND NATURE”はあまりのめり込むことなく、個人的には楽しめなかった作品だった。Voが元SHYのリー・スモールになり、結構期待していただけにその分ショックも大きかったのだ。今回の新作もB誌では広瀬氏が90点を付けていたが、広瀬氏とは元々趣向が違うので、額面通りには受け取れないな、という気持ちが強かった。
そんな時、息子が僕のスマホをいじりながらこう言ったのだ。

「パパ、ライオンハート買わないのか?ショッピングの最近観た履歴に残ってるやつ。ビフバイフォードさんみたいな感じ?ドライブしながら聴くと、ノリノリだよね♪」

これを聴いた途端、注文ボタンをポチっと押したね(笑)
そうだ、俺にはママの押す星野源さんよりももっと息子には好きになってもらわなければならない世界があるだよ!
先週、CDが届いてゴキゲンに聴いているが、前作よりもはるかに良くなってて大満足♪
失恋船長さんの書き込みもさすがに的を得ていて、B誌よりもこっちのレビューの方がしっくりくる感じだ。
ちなみにCDは息子のCDラックに入っている。おかあさんといっしょファミリーコンサートの横だ、随分成長したものだな(笑)




7. 失恋船長 (2021-04-01 02:20:03)

このバンドが再び脚光を浴びたのはデニス・ストラットンがプレイングマンティスに加わった事が大きい。実際、1992年に世界に先駆け、日本のみでCD化再発された時は、その前後でBURNN!誌において、再考され名盤発掘的なお墨付きをおもらった記憶がある、そのおかげでワタクシも1stを聴いたのだが、後期NOWBHMバンドとの認識として照らし合わさすと、かなりアメリカンナイズドされたシャレオツなサウンドだったことに驚いたものです。

質は高いがメジャー感がバリバリのメロディアスサウンドだった。後年、コンピ作に収録された曲を聴いた時に、このバンドも少なからずメジャー資本の横槍を入れられ方向性が変わったんだと思ったのですが、1999年に、今なお日本のみでしかリリースされていない、2枚組のデモ集を聴き長年の鬱積も晴れました。

そして30年以上たってから、デニスは、昔やり残したことは見事にやり切り、このバンドを本分となるサウンドをリー・スモールの力を借りて体感させてくれました。

LIONHEART=1stと思われると、このバンドの姿がぼやけてしまいます。特に1stは持ち上がられ話題になりましたが、デモ集はゴット伊藤氏から厳しい言葉を頂いています。BURRN!書いてあることこそすべて、ましてやゴットが言うのならばと言うBURNN!原理主義者には、馬の耳に念仏ですが、もっと広い視野で音楽を聴ける人には、復活後のアルバムは勿論ですが、世界中のコレクターが血眼になって探している。日本盤しか存在しないデモ集も、素晴らしい価値があると理解できるでしょう。いや、むしろデモ集こそ、LIONHERATと思うでしょうね。音楽は耳で判断するものです、活字で判断されるものではありません。ましてや権威に追従するなど…愚の骨頂です。




8. HIGASHI ★★ (2021-04-11 21:57:11)

<HIGASHIの子はHIGASHI>

今日、息子は服を汚して帰ってきたので、嫁に大目玉食らったのである。それは見事に怒られまくり。シュンとして自分の部屋に入った途端に爆音でLIONHERATの“SECOND NATURE”が流れてきた!
おー、息子よ、心の友よ!そのアルバムで怒りを発散するのか!!えらい、立派すぎるぞ、その態度。まさにパパのDNAのなせる業だ♪
パパがママをなだめてあげるから安心してそのアルバムで発散しなさい、今日は素晴らしい一日だ(笑)



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