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A DEEPER KIND OF SLUMBER (1997年)
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A DEEPER KIND OF SLUMBER
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解説 - A DEEPER KIND OF SLUMBER
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ヴィレ ★★ (2003-10-30 17:28:00)

ヨーロッパでは人気のバンドの'97年発売5作目。
元々はドゥーム/メロデス系のサウンドをやっていたバンドで、中心のJohan Edlund以外のメンバーは常に変化している。
Johan EdlundのVoは朗詠しているかのような歌い方で、ヨハン・エドランドのスキンヘッドのアートワークの印象とも相まって〝禅寺で修業中の求道者が聴いているサウンド〟といった雰囲気です(♪マッチョなスキンヘッドは苦手だけどお坊さん系はGoodでセクシー♪)。
テクノっぽいサンプリングを取り入れているが、チープなサウンドに成り勝ちなのに独自の世界を展開し深みのある作品です。
ゴシックの感じとプログレ的な傾向もあり、攻撃性・疾走・激しさを求めるメタルリスナーにはお勧め出来ませんが〝音の前衛者〟としてイチオシです。




2. GEORGE ★★ (2003-11-01 19:22:00)

デス声じゃなくなっていい感じです。
淡々と切々と流れるメロディーと歌、いいですね~。
前作と同様に音の「間」をうまく利用して独特の耽美的な空間をつくってます。
キーボードやストリングスはもちろんのこと、ギターの一音、ベースの一音にも非常にこだわりを感じる好盤です。




3. こうじ ★★ (2004-12-16 12:37:00)

人気ね~な~(苦笑)
欧州と日本は嗜好が近いけど、この辺りは違うよな。
向こうじゃもうパラロスよかビッグなんでしょ?確か。
前作もだけど、キラーチューンとその他の差が大きいな。
好き者にはたまらんのだろうけど、まだちょっと馴染まないな。
もう少し悲哀があるとバッチリかも。




4. Kamiko ★★ (2005-05-21 15:11:00)

日本であまりに無名なバンド。
随分昔から活躍するキャリアから、かなり貫禄のある渋めのゆったりしたサウンドを聴かせてくれる。
派手さのないと~っても地味な硬派なスタイルがクール。。
↑でも仰るように万人向けとは言えず、激しさをメタルに求めるヒトには向かない。
淡々としててキレというのがあまり感じられないのが、このヒトたちの作品。
それが受け入れられれば、好きモノにはたまらないスタイリッシュなカッコ良さを感じることができる筈だ。




5. 山口 弘 ★★ (2006-12-09 16:21:00)

海外じゃあ人気なのかしら ? なんとなくプログレっぽいトコロや緩急の付け方などが一々琴線に触れるバンドである .



6. うにぶ ★★ (2007-05-14 00:42:00)

絶望ゴシック・メタルを期待して買ったので、初めは捕らえどころのない奇妙な音楽性に違和感を覚え、受けつけられず、しばらく聴いていませんでした。
しかし久々に聴いたら、超個性的で、かっこよかったです。ってゆーか、凄すぎ。何でしょう、この情報量。打ちのめされました。
テクノ/アンビエント/ダブみたいな音まで取り入れた、奇妙な陰鬱ロック。各種民族音楽、尺八や笛や琴の音っぽいのまで…なんじゃこりゃ。でも普通のドラムやギターの音づくりまで、絶対凝りまくってる。
確かにプログレ的で、ヴィレさんのおっしゃる〝音の前衛者〟という呼び方がしっくりくる感じ。禅寺、似合いそう。意識の奥底まで深く潜っていくイメージ。いやもう、宇宙です。
こんなに地味で淡々として盛り上がらないくせに、ある意味カラフルで派手な作品にも思えたり。
これ、ゴシック好きより、ポスト・ロック系やレディオヘッド、エイフェックス・ツインとか好きな人に受けそう。そしてやっぱりピンク・フロイド。ああ、昔のジ・オーブとかにも似た感じ。
まず音響的な面白さに耳を奪われますが、繰り返し聴くとメロディも良いし、声も美声で、これは癖になります。歌詞も眩暈がしそうに妖しい。
変だけど、名盤です。ジャケの青い花に幻惑されそう。




7. LUCANDA ★★ (2007-06-16 12:54:00)

前作でほぼ無きものになっていたデススタイルを完全に捨てた5th。
それどころかエレクトロミュージックや70年代プログレ、ニューウェーブの要素を取り入れおよそHR/HMとは言いがたい音楽性になった。
だがゴシック的な暗さは全く失われておらず、むしろこれらの要素を取り入れた事によりさらに独特なものになっている。
これをエレクトロに手を出した軟弱な音楽と聴くか、ミクスチャー的でより独自のベクトルを模索したゴシックメタルととるかは評価の分かれるところだが、
客観的に見れば間違いなく最高のテンションを擁した大傑作だろう。



8. 寝坊メタル ★★ (2007-07-23 20:09:00)

彼らの名盤とされる作品です。
ヴォーカルは前作でみられたデスヴォイスを完全に捨てさらに鬱に磨きをかけ、
サウンドはテクノ/エレクトロ/民族音楽/環境音etcを取り込んだ唯一無地のダークなゴシックサウンドです。
ニューウェーヴ色の強い名曲①、ダークな②③、民俗音楽的な④、エレクトロサウンドが印象的な⑤・・・。
この後も素晴らしい楽曲が続き、最後まで癒しの世界が楽しめる作品となっています。
とにかく情報量の多い作品なので一曲一曲詳しく解説しだしたらキリがないですね。
前作でゴシックメタルの代表的なバンドとして人気を博した彼らですが、
この作品では他のバンドをほったからしてどこかへ行ってしまいました(笑)
だがしかし、これは確実に大名盤といえる作品です。癒しメタルといっても良いでしょう。




9. ヴィレ ★★ (2008-02-21 11:56:00)

うにぶさんへ
サントリーの研究開発した青いバラが話題になってますが、ヨハンさんが手にしている青い花は何でしょうか。
青・ブルーって妖しげで、惑わされる色らしいですね。




10. うにぶ ★★ (2008-02-27 23:38:00)

>ヴィレさん
この花は…バラではないですよね。なんで半裸で持たなきゃいけないんでしょーね。
サントリーのは薄くて淡い色で、爽やかですが、TIAMATの花は毒々しい感じで、妖しすぎます。でもそれがぴったり。




11. ハルディン ★★★ (2014-10-13 21:08:00)

5th。前作でも顕著だった脱エクストリームメタル傾向は一層加速し、サイケデリックなアンビエンスを纏うプログレのみならずテクノ~トリップホップ的なエレクトロニクスやエキゾチックな民俗音楽要素までも大胆に導入し、一見とっちらかっているようでいて見事に統一されたTIAMAT流の深遠なる暗黒耽美世界を展開。僅かに残っていたドゥーム/デス色を完全に取っ払ってゴシックという明確なヴィジョンに焦点を絞り徹底的にダークな美を描いたその完成度はずばり前作以上で、個人的にはTIAMATの最高傑作だと思う。

ノリノリな1を除きほとんどが浮遊感と沈鬱ムード全開のスローな曲のみだがどの曲も特有の個性を持っていて色彩豊かな仕上がりだし、前作に引き続きシンセ等の凝った空間作りに漂う精神的なトリップを誘う心地よい倦怠感と少ない音数で紡ぐ泣きのGソロ(前任者よりも好み)と心をつかむ要素が満載。さながらゴシック・メタル版PINK FLOYDと形容すべきサウンドスケープは好き嫌いがハッキリ分かれそうだが、一度嵌れば抜け出せなくなる麻薬のような中毒性がある。

ヨハンのVoはほぼ普通声主体になり、前作のようなデスヴォイスの荒々しい咆哮を完全封印している点も大きな変化。時折お経のようにも聴こえる抑揚のない独特の歌い方だが、サイケな酩酊を誘う1つの要因となっていて効果的。大胆にイメチェンしたルックス(ジャケ参照)と相まってどことなく妖しさを覗かせるところも。



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