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BLOODY KISSES (1993年)
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BLOODY KISSES
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解説 - BLOODY KISSES
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Recent 50 Comments



1. アゴ 勇 ★★ (2003-11-13 04:49:00)

夜の音。いや、夜と昼とが逆転しているような音世界。
白と黒、男と女、陰と陽、善と悪、それらはいずれもかりそめの相対関係でしかないことをヴォーカルのピーターは知らしめる。
背骨にそって舌を這わされているような肉体的愉悦と苦痛の裏表反転、
実は一体化した快感原則の真理へと肉迫しようと試みている。
ネトッとしたピーター独特の舌使いが歌唱表現に奥行きを与えている。




2. Spleen ★★ (2010-06-09 02:03:00)

'93年発表の3rd。
良い意味で何とも気持ち悪い作品です。
スローな曲はピーターのディープでねっとりした低音ボイスと調和しますが、何故か合間合間にM5,M9などの疾走ナンバーやら、M13のロックンロールなノリやらが入っています。
しかも何をやっても、ピーターの粘着質なボーカルのせいか、霧がまとわりつくようなじっとり感がキレの良さを上回ります。
そして最後は嫌がらせのように中途半端なところで曲ぶち切れ。
どうにも落ち着きがないのに、妙に聴き心地が良い1枚です。




3. ハルディン ★★ (2015-06-15 23:02:22)

NY出身のゴシック・ヘヴィロックのカリズマ的存在の3rdで、この作品から日本盤がリリース。ジャケのイメージそのもののような本能の赴くままに恍惚感に溺れるエロスとダークサイドの境地のごとき背徳感が織り成す、決して覗いてはならぬ禁断の官能世界が眼下に広がる。一般的なゴシックメタルのイメージとは趣の異なる独特のムードだがうっすらと覆うKeyが独特の美しさを彩っており、聴き所の1つ。名曲の2や3のような重厚で妖艶なドゥーム・ゴス曲だけでなくハードコアな疾走曲や短いSEのみのインタールード等が入り乱れる様子は異様そのもの。

良くも悪くもカオスなごった煮感満点の猥雑な作風でとっつきやすいとは言いがたいので、初めて聴くならば次回作のほうをオススメする。もちろん本作も名作ではあるが。



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