84年発表の1stアルバム。 ジャケがとんでもなく良い。 彼等はアメリカのバンドですが、音楽的系統は明らかに英国寄り。ジャケットアートの如く、メンバーは鎧を纏ってライブを行っていたらしいです。 本作はムソルグスキーの「キエフの門」をイントロに用いたタイトル曲「MARCH OF THE SAINT」の魅力に尽きるでしょう。というかそれだけ(笑)余り悪いとこ言いたくありませんが、どの曲も平凡で、聴いた次の日には忘れてしまうほど印象は薄いです。正統派ということだけが売りってところでしょうか。だから王道を聴き尽くして「他に何かないの?」という人だけにお勧めします。
その昔、B!のレジェンダリー・マスターシリーズとかで再発されてましたね。 ジャケもクサくてなんとなく買ってしまいましたが、せーらさんのおっしゃるとおり、 1曲目の"MARCH OF THE SAINT"が佳作だった以外は、気が付くとつい別のことをしてしまうような曲が並びます。 「ANTHRAXのジョン・ブッシュがいたバンド」という枕詞は何の役にも立ちませんし、 変なところで無用なシャウトが飛び出すあたりが田舎くさいんですが、(笑) 古きよき正統B級メタルを愛好する方ならばそれなりに楽しめるのではないでしょうか。