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YELLOW SUBMARINE
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YELLOW SUBMARINE
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解説 - YELLOW SUBMARINE

1969年1月13日、Apple Recordsよりリリースされた10thアルバム。
アニメ映画『Yellow Submarine』のサウンドトラック・アルバムでもある。この企画は、マネージャーのBrian Epsteinにアメリカの映画プロデューサー、Al Brodaxが持ち込んだものであった。企画の概略はLee Minoff原作、George Dunningの監督で製作するというものであった。Brodaxは、1965年にテレビアニメ番組の「Beatles cartoon」(1965年9月25日からCBSで毎週土曜の朝に放送。全39話)を制作した実績からEpsteinはこの企画に同意する。しかし映画の制作期間中の1967年8月にEpsteinは急逝し、その後The Beatlesはビジネス上混乱することとなった。
Apple Recordsの設立、インドのMaharishi Mahesh Yogiの下での瞑想の修行などもあり、サウンド・トラック盤の制作には積極的に取り組むには至らない状態であった。The Beatlesのメンバーはアニメ映画の制作には乗り気ではなく、内容にも期待していなかったと言われる。プロデューサーのGeorge Martinによれば、「彼らは作った曲の出来が悪いと、『Yellow Submarine』に入れるのにちょうどいいなどとジョークを飛ばしていた」と言う。
そのため『Magical Mystery Tour』の制作時にレコーディングされた作品や、急遽作られた作品や、既発表の「Yellow Submarine」と「All You Need Is Love」をA面に収録。またB面には同じくサウンド・トラックを担当したGeorge Martinの作品と彼のオーケストラの演奏を収録し、アルバムの収録時間を埋め合わせている。George Harrisonは収録された新曲4曲のうち2曲が自身の作品であるにも関わらず、このアルバムを「The Beatles史上このアルバムほど出来の悪いアルバムはないね」と酷評している。The Beatlesの活動中のスタジオ・アルバムでは唯一全英・全米ともに1位にならなかった作品である。

イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位第3位、「キャッシュボックス」誌では、最高位第3位、1969年度年間ランキング第50位だった。それでも「ビルボード」誌では、最高位第2位、1969年度年間ランキングは第57位、100万枚以上のセールスを記録している。 新曲4曲に新録音の「Across the Universe」を加えてEPとしてリリースする計画もあったという。1999年には映画の中で使用されたThe Beatlesの曲だけを収録し、リミックスを施したアルバム『Yellow Submarine Songtrack』が発売されている。


Recorded:26 May 1966 – 11 February 1968 (The Beatles) & 22–23 October 1968 (George Martin)
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. STORMBRINGER ★★ (2004-01-18 17:40:00)

アニメのサントラです。後半はビートルズのプロデューサー(名前忘れた)の作曲のものでビートルズが演奏してるわけではないです。
曲は並々の曲ばかりですが、「HEY BULLDOG」がその中で特に光ってます。この曲はハードロックと通じるものがあると俺は思います。
今では『YELLOW SUBMARINE SONGTRACK』という完全盤のようなものがでてるので、これがあったことを意外と知らない人いるのではないでしょうか。




2. noiseism ★★ (2005-09-06 17:59:00)

これまた"MAGICAL MYSTERY TOUR"くらい思い入れが無いアルバム。
まぁ名曲は当然入っているし、中でも、"Hey Bulldog"は好きだ。




3. usaneko ★★★ (2016-03-13 00:11:13)

イギリス盤公式オリジナル・アルバムとしては10作目。タイトル曲はアレだが、良い曲ありますよ。ジョージ・ハリスンの"Only a Northern Song"、"It's All Too Much"好きです。


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