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CREST OF A KNAVE (1987年)
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CREST OF A KNAVE
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解説 - CREST OF A KNAVE

1987年9月11日、Chrysalis Recordsよりリリースされた16thアルバム。
Ian Andersonの喉の感染症により、3年ほどの活動休止を経て制作された。この手術によりIan Andersonはそれまで持っていた声域をある程度失うことになった。
『Under Wraps』の不評を受けて、バンドの従来の売りでもあったヘヴィなサウンドとアコースティックなサウンドをブレンドしたものへ回帰し、結果的には1970年代以来の最大のヒット作になった。ラジオやMTVでも積極的に取り上げられ、ミュージックビデオも制作された。
アルバムリリースに伴い、バンドは"The Not Quite the World, More the Here and There Tour"も行った。
また、本作は絶賛されていたMetallicaの『...And Justice for All』を打ち負かして『1988 Grammy Award for Best Hard Rock/Metal Performance Vocal or Instrumental』を受賞した。

Recorded:Early 1987
Producer:Jethro Tull
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. nanase7 ★★ (2003-12-30 17:12:00)

1987年発表の作品。多分この作品はグラミーを獲っていたと思う。
アルバムを出すたびに様々な七変化をみせるJETHRO TULLであるが
この作品はメタル要素が強いというか、ハードな面が押し出されている。
一曲目のデジタル音にはちょっとビックリしたが、さすがTULL様
何をやらせても素敵であります。ギターもカッコイイね!
③⑥⑦のフルートの音色はもう悶絶。。。




2. けんしょー ★★ (2004-04-03 16:50:00)

いきなりデジタルなイントロでちょっとびっくりしますが、内容はなかなか濃いです。
「ROCK ISLAND」でもみせた、TULLなりのHR解釈が全開しています。
単なるロックではなく、曲構成やらアレンジやら、激しすぎるフルートやら、
もうまさに20世紀のメンデルスゾーンの名に恥じない、強烈な個性が光る。
いやはや、素晴らしい。
なんでもっと評価されないやら。
惜しい。




3. メタルKEISHOU ★★ (2009-10-09 23:56:00)

この作品は当時日本盤は発売されたのかな?
これと82年の「Broadsword & beast」は輸入盤でゲットしてます。
「A」や「Under wrapps」を通過していれば、そんなにビックリすることはないのですよ。
「Jump start」が良いな。




4. けーじ ★★★ (2012-07-01 22:37:09)

グラミー賞受賞に関しては誰もが突っ込んでいる事と思うので、詳しく書く必要はないでしょう。
といっても、HMとは縁が遠くとも、HRに結構接近しているのも事実。
当然70年代のアルバムは聴くべきだけど、HR/HMファンならこの作品から聴くのはありかも。
⑨Raisng Steamなんて完全にHRですしね。

特にお勧めは⑥Budapest。
HR/HMとは縁もゆかりもない曲なんですが、まさにこの一曲にTullらしさが集約されているといっても過言ではないかと。
現在でもライブの定番となっています。(だよね?)
個人的にはこの曲を聴いてTullが合うかどうか判断するのもアリだと思います。

Under Wrapsに引き続き数曲でドラムの打ち込みが使われていますが、前作に比べると違和感はないです。
Ian翁も使うべき所をしっかり考えたんでしょう。
それより問題は、専任キーボーディストの不在でしょうか。
別に十分聴ける出来なんだけど、やはりTullらしさを考えると物足りない部分があるのも事実。
この時のツアーにはDon Aireyが参加していたようで、それならアルバムでも弾いてほしかった。
そもそも、なんでPeter John Vettese が脱退してんだ、って話ですが。

まあ、ちょっと不満点も書きましたけど、それでもすばらしい作品であるのは確か。
80年代Tullを代表する名盤であると思います。


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