Last Autumn's Dreamのファーストに入っているバラードGuardian angelの提供者がこのバンドのメンバーだと知って、気になって買ったアルバム。これが非常に私好みで即お気に入り。さすがはスウェーデンのバンドだけあって透明感に満ち溢れ、バンド名にまさにピッタリの音世界。ソングライターがキーボード奏者だけあって、その繊細で氷の粒のような輝きがアルバムのそこかしこに散りばめられています。 感動的な3曲目と4曲目の印象がとても強かったけれど、聴くほどに心になじんでくるアルバム。このキーボード奏者のThomasはこのアルバムで初めてヴォーカルを担当することになったらしいですが、それが信じられないほどの素敵な歌声。ヨーロッパに影響を受けたそうですが、少しJoey Tempestに歌い方が似てるかも。個人的にはThomasのほうが断然好きですが。8曲目のNever say surrenderの歌唱にはいつもながらホレボレ、11曲目のSilviaはピアノ・メインのしっとりバラードで、じわ~っと泣けます。