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THE SECURITY OF ILLUSION (1993年)
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THE SECURITY OF ILLUSION
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解説 - THE SECURITY OF ILLUSION
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 銘菓ひよこ ★★ (2004-01-10 03:30:00)

1993年作の通算10枚目のアルバム。一聴すると産業ロック色が強いかのように感じられますが、しかし
プログレハードに彼ら独特のポップテイストを加えたSAGAワールドは唯一無比のサウンドだと思います。
Voのアダルトな雰囲気の声質も最高にハまってますね。ヘヴィさとポップさが絶妙なバランスで
ブレンドされた極上のハードポップサウンドが堪能できるこの作品は是非HM/HRファンにこそ聴いてもらいたいものです。




2. Silent Man ★★ (2007-02-01 17:39:00)

Totalな完成度から言っても最高秀逸な一枚。プログレに分類される彼らだが、確かな技術を元にしてアダルトかつ上品なハードロックを構築している。独りで聴いているとSAGA独特の情景に飲み込まれる。ドライブでもグー。哀愁溢れるタイトル曲が印象的でそそられますなぁ。



3. 火薬バカ一代 ★★ (2018-08-01 23:21:08)

カナダのベテランHRバンド、SAGAが'93年に発表し久々に日本盤のリリースも実現した、スタジオ作品としては8枚目ぐらいのフル・アルバム。
80年代前半ぐらいまでは、欧州のみならずアメリカでもヒット・チャートの上位を伺う権勢を誇ったSAGAでしたが、HR/HMシーンの流行の移り変わりと共に徐々にその名前も聞かなくなり、久々に国内盤が出たのは有難いけど、ゼロ・コーポレーションからのリリースってのは何だか都落ち感が隠し切れないな…とか、バンドにもレーベルにも非常に失礼なことを思いながら購入した本作でしたが、実際に聴いてみるとこれが案外悪くない。
黄金期のメンバーが再集結しているとはいえ、流石に初期プログレ・ハード・サウンドが蘇っているなんてことはなく、これといって印象に残らない地味な曲もチラホラ。しかしながら5th以降のアルバムに顕著だったチャカポコしたニューウェーブ風味のアレンジが一掃された楽曲は、HRのエッジと躍動感が大幅に回復しています。仄かな陰りとポップネスが同居したカナダのバンドらしいメロディ・センスや、マイケル・サドラー(Vo)の上品な歌唱と楽器陣の洗練されたパフォーマンスが自然と醸し出す、SAGA独特のまろやかな雰囲気も勿論健在。特に情感豊かなVoと、イアン・クライトンの泣きのGにグッとくるバラード④や、スペーシーなインスト曲⑦から繋がる、初期SAGAを思わせるアメリカン・プログレ・ハード・ナンバー⑧辺りは、「アルバムを買って良かった!」とガッツポーズ取ってしまう逸品ですよ。
案外悪くない?前言撤回。とても良い作品です。



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