タイトルの意味が分からないのが唯弐の難点。もう一つは「This Heart of Mine」で、 私の好きな“I believe this heart of mine~"の部分が割愛されていること。 お気に入りは「Oblivion Ocean」。上で美雪さんも書かれていますね。これのお陰で 1st『Entropia』を買う気になりました。 「Ashes」が長調にアレンジされていたり、それまでの曲に異なった繋がりを与えたり と、ライヴ盤ならではの調理の仕方が見事。 音作りにおいて(時に過剰な感のある)尖った感触が無いので、1stや3rd『Perfect Element pt.1』の楽曲が聞き易くなったのも好感触。 まぁ、このバンドですし。……毎度ながら凄い。
非常に落ち着いて聴けます。 アコースティックアレンジということで、ともすればBGMとして聞き流してしまいそうなのですが、Dryad Of The Woods→Oblivion Ocean→Undertowあたりの流れは聴き入らずにはいられない見事なアレンジ。ただ、Ashesはちょっと違和感が… このアルバムで再確認したのは、このバンドが如何にコーラスワークに習熟したバンドであるか、ということ。向こう10年はネタに枯渇しないでしょうね。彼らにとってメタル的なダイナミズムは外套でしかないんじゃないかな?ダニエルが混声合唱団風の曲を書いたら凄いことになりそうだ。そんなジャンルを超えた可能性を窺わせた名盤。