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UP (2002年)
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解説 - UP
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1. クーカイ ★★ (2004-03-25 22:48:00)

'02年発表。'00年の『OVO』を挟み、『US』から10年後に発表されたソロ作7枚目。
①を聴いて暗然とした。
結局この人はずーっと闇の中だったのだ。この1曲目の印象が強すぎて、私の中の本作の位置付けは「陰惨なアルバム」という印象が拭い去れない。
とはいえ、あまりに痛々しすぎようが、暗い闇に沈みこんでいくような感覚に襲われようが、アルバムの完成度はやはり高い。『US』の裏側が本作と言えるが、ネガティヴな感覚に満ちているわけではない。暗い部屋の中で、月光に照らされ鏡に映った顔は、やはり決然とした意思に満ちている。ピーターは救われてはいないが決して負け犬ではないのだ。
唯一⑥がやや皮肉っぽくてポップだが、この曲は是非みのもんたさんに捧げたい。人間、たまには反省することが必要だ。誰でもそうだが。




2. Dr.Strangelove ★★★ (2010-12-15 05:50:54)

PGのソロ最高傑作



3. ダイアスパー ★★★ (2013-09-11 09:37:06)

10年という長すぎる充電期間を経て発表された作品だが、その作風はもはや孤高の境地といった感じで、内省的で沈潜した雰囲気を感じる楽曲ばかりだ。

しかし、思い切った冒険と、聴きやすいポップネスの間のバランス感覚は相変わらず絶妙で、同時に最先端の音に対する飽くなき追求という点でも衰えていない。

この作品はチャートアクションでは健闘したものの、全体的には満足に売れなかったらしい。しかし、この作品の圧倒的な「名盤感」は一体なんなのだろう。一つ一つ、徹底的に選び抜かれた音色と、その組み合わせ。全盛期を過ぎて、逆にこのアーティストの本当の末恐ろしさが分かってきたような気すらする。

そして、この音の中に確かに過去の作品との共通項を見出すことができるという点が、何よりも凄いことだと思う。この作品によって、過去の作品に対する印象も確実に違ってくる。

この作品からさらに十年以上が経過し、いまだオリジナル・アルバムの発表はないが、このレベルの作品とまでは言わないまでも、死ぬ前にあと一枚くらいはどうしても聴きたいと思う自分がいる。



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