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KILLER DWARFS (1983年)
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KILLER DWARFS
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解説 - KILLER DWARFS
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-06-10 13:32:01)

洗練されたサウンドを向こうにある本格派のスタイルが魅力でL.Aムーブメントとも折り合いをつけて活動していた印象があるカナダのHM/HRバンドだった彼等のデビューアルバム。
まず驚かされるのが、後年のスタイルを比較すると実に堅実で泥臭いハードサウンドを披露している。その出で立ちはNWOBHMにも通ずる硬派さと、ソリッドでヘヴィなスタイルを軸に、アンサンブルの頂点には唄があるという仕様。邪念のない正統派スタイルでグイグイと迫っています。
この手のスタイルの評価は二分するでしょう、派手さに欠け親しみやすいキャッチーさがあるわけでもない、そういう意味でメジャー流通の時流に合わせたものを好む方には少々敷居は高くなるのだが、時代に関係なく基盤となるヘヴィメタルの基礎を築いた、あのサウンドが好みの方は、この安定感のあるハードサウンドは実に体に染み入るでしょうね。
カナダ産だけに大陸的なうねりを土台に、熱を帯びたメロディが、ほのかな哀愁と屈強さを伴い力強く打ち鳴らされている事に好感を覚えるでしょう。
ハイトーンも絶妙な形で歌い込まれている。骨太はグルーブも軽快に聴かせる手腕と、重苦しくさせないライトな感覚、その頂点に唄があると言う仕様を見事に成立させている。それでありながらもハードな力感を損なわない完成度の高い楽曲に目を見張りますね。これは地味ではなく堅実なんだと言いたい。



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