同年デビューしたFAIR WARNINGの陰に隠れてしまった感のある2nd。とは言えMICHAEL VOSS自身が言うところのPOP感覚と適度なハードさが絶妙にブレンドされた好作だ。当時28歳のVOSSの声はJBJほどハスキーではなく、むしろハイトーン抜きのJACK RUSSELみたいに良い意味で青臭い。楽曲はどれも平均以上の出来であり、惜しむらくは曲順といったところか。One of These Daysは一般洋楽ファンにも訴えるカントリータッチの曲だから、次作Some Like it Differentへの繋がりという意味でもエンディングに持ってきて欲しかった。どうにもラスト3曲が尻すぼみの雰囲気濃厚な気がしてならない。☆2.5個。