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KANE ROBERTS (1987年)
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KANE ROBERTS
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解説 - KANE ROBERTS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. YTYT ★★ (2004-05-09 20:50:00)

1987 年発表。マッチョレスラー・ギタリスト、 KANE ROBERTS のデビュー・アルバム。
ただし、映画「ランボー」顔負けの、そのジャケットが災いしてか、マスコミには色物扱いされてしまい、
このアルバム自体は、それほど売れなかったと聞きます。
それでも、かの MICHAEL WAGENER による、サウンドプロダクションは文句無しのクオリティです。
2ndアルバムには一歩譲るものの、このアルバムも佳曲が多く収録されています。
特に、"WOMEN ON THE EDGE OF LOVE" , "IF THIS IS HEAVEN" , "TOO MUCH(FOR ANYONE TO TOUCH)"
といった曲は、2ndをも凌駕しかねない程の出来です。
インストゥルメンタルナンバーあり、メロスピあり、と、
楽曲のバリエーションの豊富さは、むしろこちらの方が上かもしれません。



2. Silent Man ★★ (2006-11-09 00:41:00)

私は好きだ!KANE ROBERTSはアメリカンハード路線ではハイレベルなほうだと思う。もっと認められても良かった存在だったと思う。これは聴いていて曲展開に懐かしさを覚え段々おもろくなってくる。若気の至りというか何だか生き様が伝わってくる感じがとても微笑ましい。ジャケからは創造出来ない哀愁を演出する繊細さがある。歌いたくなる元気でキャッチーな曲が多い。野太く個性的な歌い方がメタルな曲調にマッチしており、ギターテクと歌の爆発具合が素晴らしい。



3. MACHINE HEART ★★ (2010-09-07 23:13:00)

インパクト大のマッチョジャケット(特にブックレット内のメンバーショットとか「ビルダー紹介」状態だし)からして、
MANOWARみたいな熱い漢メタルを連想する人もいるかもしれませんが、音の方は哀メロを上手く盛り込んだアメリカンメロディアスハードです。
元々はALICE COOPERのバックで弾いていたケイン氏ですが、ここではシャウト気味の歌唱も披露しておりこれがまたパワフルな曲調に合っていてカッコいい。
特にWOMEN ON THE EDGE OF LOVE、OUTLAW、A STRONG ARM NEEDS A STRONGER HEARTはその中でも飛び抜けたナンバーだと思います。
マッチョ路線を捨てた2nd(作曲にデズモンド・チャイルドが全面参加)と合わせて聴けば、方向性は違えど軸にあるのは曲の良さということが良く分かるはず。




4. 失恋船長 ★★★ (2011-12-12 05:35:54)

ALICE COOPERのギタリストで有名な筋肉ムキムキのブルータスなギタリスト
ケイン・ロバーツの1stソロアルバム
見た目のいかつさとマシンガンなギターにランボーをイメージさせられ
音源の方もさぞやいかつい漢メタルと思いきやメロディアスな唄メロと哀愁が
程よく迸るアメリカンHM/HRサウンドを聞かせてくれました
ある意味、肩透かしを喰らった気分は彼のヴィジュアル的なイメージですが
手芸が趣味の殺し屋がいてもいいわけで、この繊細な哀愁たっぷりのメロディを配した
楽曲は聴き手も十二分に魅了してくれます
この手の曲を甘くさせすぎない歌声はさすがだし
野暮ったくさせないコーラスハーモニーも素晴らしい
ブルータスなイメージとは異なる知的なエッセンスを感じさせる
哀メロハードポップの名盤です
個人的には後半三曲の流れは映画「STREET OF FIRE」マイケル・パレ主演・ヒロインはダイアン・レインで
ヒロインをさらうボンバーズのリーダー役はウィリアム・デフォーを思い出しますね




5. 正直者 ★★★ (2019-11-29 20:13:23)

アリス・クーパーとの活動で一気にその名を馳せた肉体派ギタリストのケイン・ロバーツがソロに転向。マシンガン風に改造したギターを抱えるランボースタイルに、やりすぎだろと突っ込まずにはいられないが、肉体派とは裏腹な細部に拘ったメロディアスなギタープレーでシーンを一気に駆け抜けた。ギタープレーも凄いが、歌のウマさに二度びっくり、筋骨隆々の身体から発せられるとは思えない繊細さが、重厚なロックと重なり合いメロディ重視の姿勢を促している。デビュー作から充実の完成度を誇るアルバムに仕上がった



6. 火薬バカ一代 ★★★ (2022-03-03 01:31:42)

嘘か誠か、出演したライブハウスで客と乱闘を繰り広げていたら、偶然その場に居合わせたアリス・クーパーに気に入られ、そのまま彼のバンドの一員としてデビューを飾ることとなったという80年代感溢れるシンデレラ(にしてはゴツ過ぎますが)エピソードの持ち主、ROCK’N ROLL RAMBOことケイン・ロバーツが'86年に発表した1stソロ・アルバム。
「アサルト・ライフル魔改造ギターをドヤ顔で掲げる筋骨隆々な長髪マッチョ(ケイン本人)」というバカ負けするインパクト抜群のジャケットだけ見ると、「俺の武器はギター」とか言いながら物理的にギターで相手をブン殴っていそうな感じですが、実際にここで聴けるのは繊細な手つきでカッチリ組み立てられたメロディックHRサウンド。キャッチーなメロディに美しいボーカル・ハーモニー、そして構築感すら漂わすGプレイといい、見た目と託された音のギャップのデカさに二度ビックリですよ。
背中に鬼の顔を浮かび上がらせながらGを弾きまくる光景が思い浮かぶようなインスト・ナンバー④、ドスの効いたコーラスをフィーチュアして突撃する⑦といった、イメージ通りのパワーメタル・ナンバーを配しつつも、しかし本編のハイライトを飾るのは、ロビー・デュプリーとの共作曲②や、キメキメなコーラス・ワークがライブ映えする③、キャッチーな哀愁のメロハー⑨、クレジットにはキップ・ウィンガーの名前も見えるバラード⑩といった、ゴテゴテとした筋肉の鎧よりも、洗練されたスマートさの方が印象に残る楽曲の数々という。
長らく廃盤で入手困難な状態が続いていましたが、2nd『SAINTS AND SINNERS』(こちらも◎)と一緒に再発されましたので、是非とも一度はお手に取って頂きたい名盤です。



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