Blackieのソロアルバム……かと思うようなアルバム。 W.A.S.P.のアルバムの中では3rdの"INSIDE THE ELECTRIC CIRCUS"と同じ位影の薄いアルバムです。 "ROCK 'N' ROLL TO DEATH"以外は、W.A.S.P.らしいキャッチーで疾走する曲もない。 4曲目"SCARED TO DEATH"では驚きの女性コーラス入り。女性コーラスってこれまでにW.A.S.P.で入れたことありましたか?記憶にないです。 7曲目の"KEEP HOLDING ON"と9曲目の"BREATHE"はバラード。1アルバムに2バラード!もはやW.A.S.P.じゃなくなっているかのよう。ブライアン・アダムスと間違って買っちゃったのかと自分が心配になります。 2曲目"SOMEBODY TO LOVE"と6曲目"TIE YOUR MOTHER DOWN"がカヴァーです。 でも、決して出来が悪いわけではないです。Blackieのとても個人的な音楽の趣味が垣間見える、ハードロックアルバムです。W.A.S.P.を忘れて彼自身の趣味で作ったアルバムだと思えば、全然すんなり受け入れられると思います。 でも、やっぱりしつこいですがW.A.S.P.ではないかな。 Blackieが大好きなら許せる範囲ですが、特に愛がない場合はW.A.S.P.としては厳しいアルバムだと思います。Blackieに愛を感じ始めてから聴いて下さい。
1.Still not Black Enough 2.Skin Walker 3.Black Forever 4.Scared To Death 5.Goodbye America 6.Somebody to Love 7.Keep Holding On 8.Rock And Roll To Death 9.I Can't 10.No Way Out Of Here 11.One Tribe 12.Tie Your Mother Down 13.Whole Lotta Rosie