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OUT OF THE ABYSS (1988年)
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OUT OF THE ABYSS
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解説 - OUT OF THE ABYSS
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-01-19 08:26:03)

常に日本の商業誌からはファッションがダサいと叩かれたバンド。そういう記事を目にして刷り込まれたマニアもいるだろう。ファッション=音、という図式により時代遅れの古くさいオッサンバンドという事なのだろうが、実際の彼らは、この時代スラッシュメタルからの薫陶を受けたのか、もの凄くサウンドに落とし込まれている。前作もそうだったのだが、今作はさらに過激化、もはやスラッシュメタルと言っても差し支えのないサウンドへと変貌している。
その中でも感じさせるマニアックな世界観、今回はデビッド・T・チャステイン総帥率いるLeviathan Recordsからのリリースというのも影響しているのか、今まで以上にギターソロも弾きまくりの印象を受けるのだが、いずれにしろ過激化の一途を辿るマニラロードの飽くなき挑戦に終わりはないようだ。
でもこのバンドのルーツというか音楽性に、スラッシュメタルはあまり深く関与していない。本来のギターワークはスラッシュメタル勢のそれとは明らかに違う。その質感が安易なスラッシュ化とは違う、彼らの流儀というか深みをもたらしている。
1988年というメタルシーンがもっとも浮かれまくり、猫も杓子もド派手なメイクとバラードを送り込みチャートに賑やかせていた時代に、彼らは破壊的な衝動と、ミステリアスな音楽性を高次元でミックスさせ、マニラロード流のスラッシュサウンドを確立した。
この偉業は奇跡と言えるだろう。エピックメタルってミドルナンバーばかりでかったるいよね。おれはスピード感は大切なんだと、というマニアには、今作あたりあら聞き続けるのが丁度良いでしょう。
どのアルバムもクセ強なので、入門編と言われても困りますが、音質も込みでマイナー臭でも、彼らのカタログとしては聴きやすい部類なのかも知れません。マーク・シェルトンがここまで吠えるとは驚きだ。鼻に掛かった甘い声が特徴なんだけどね。今回は噛みつきますね。音圧が凄いです。トリオバンドとして詰め込むだけ詰め込み一気に押し込んできます。ワカチコワカチコキョウーレツです。
久しぶりに聴きましたがカッコイイなぁ。



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