1985年発表の『SEVEN WISHES』ツアーの模様を収めたライヴ・ビデオです。当時は東芝から出ていました。しかし、おそらくこのビデオはもう店頭にはないと思います。僕は近所のレンタルビデオ屋で偶然発見し、借りて帰って速攻ダビングしました(笑)。金のない高校時代にはこのビデオを見まくったものです。 曲目は次の通りです。 ①Seven Wishes ②Sing Me Away ③Rumours In The Air ④This Boy Needs To Rock ⑤Sentimental Street ⑥When You Clese Your Eyes ⑦Faces ⑧Eddie's Comin' Out Tonight ⑨Call My Name ⑩Four In The Morning ⑪I Need A Woman ⑫Night Ranger ⑬Touch Of Madness ⑭(you can still) Rock In America ⑮Sister Christian ⑯Don't Tell Me You Love Me Outro - Goodbye というベスト選曲です。この選曲は素晴らしいですね。 内容は今見ると時代を感じずにはいられませんが、正にこの時期はNIGHT RANGERが一番勢いのあった時なので、メンバーみんなこのステージでは弾けちゃってます(笑)。特にジャック・ブレイズは子供みたいにチョロチョロ走り回ってて、とってもお茶目な人です(笑)。歌って、ベース弾いて、動き回って・・・この人は昔も今も変わらない。 「昔も今も変わらない」と言えばステージでのメンバーの位置も変わりなしです。ステージ左にキーボードのフィッツ、反対の右袖にはドラムのケリーが。そして中央には左からジェフ、ジャック、ブラッドと並びます。黄金の布陣と言いますか・・・この立ち位置がチョーかっこいいよ~。 そしてあのドラムを叩きながら歌うことで有名なケリー・ケイギーの歌声もジャックのそれとは違いソフトで、バラードを歌わせるにはもって来いの声で観客を魅了します。ジャックとの色合いの違いもこのバンドの魅力の一つですね~。しかし・・・ケリーのこの衣装は何だ!?。パジャマやん(笑)!!!。 フィッツは目立ちません(笑)。カメラにもあまり映らず・・・(悲)。 楽曲的にも④や⑨が演奏されているのは貴重ですし、とても嬉しいです。 オープニングの①では変なアラビア風の剣を持った太ったおっさん(!?)が出てきて目いっぱい剣を振り回した後、ジャックがステージのバックの高くなった所にある魔法のランプのような壷の中から登場!!!。そしてケリーがドラムを叩き始め、演奏になだれ込んでいく様は圧巻。キャー、かっこい~い・・・(恋)。 ⑥はスタジオ版よりもエンディングが長く、ブラッドが感動のソロをぶちかまします。この形式は現在のライヴでもそうですが、ここではジャックとケリーがオリジナルにはないメロディーを歌っていて数倍感動的な名曲になっています。この曲はライヴ・バージョンの方が絶対お勧めです。 名曲⑧ではブラッドの強烈なアームプレイと両ギタリストのもの凄い掛け合いギターソロが聴けます・・いや、見れます。すっげーよ~。カメラワークも最高!!!。 バンド名を冠した⑫ではこれまたギターの掛け合いが見れ、中間部ではスピードメタル並に疾走します。ジャックがベースのヘッドで殴ろうとするのをブラッドが頭を低くしてかわすアホアホな場面も必見。 そして⑭では、待ってました!!!、名手ジェフの⑧フィンガーが炸裂!!!。なんだこの人は・・・恐ろしい。バックには自由の女神。ジャックのベースは星条旗(笑)。 ⑯でもその8フィンガーは炸裂。ここでのフロント3人の今ではちょっと恥ずかしいジャニーズ張りの動きも笑える。 とにかくなんだかんだ言ってとても素晴らしいライヴですし、楽しめること100%保障です。もしどこかで見つけたらGETしてください。後悔はしません。